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ヘルスケア分野と異業種との境界領域最適化

医工連携事業化推進Consulting for Healthcare Business Creation

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実績紹介

新型コロナウイルス感染症対策

 新型コロナウイルス感染症の流行により、普段は必要性の低い物の需要が高まり、医療物資が不足したり、そもそもの備えが無かったりするものが多々ありました。

 当社はBCPコンサルティングサービスを展開していますが、電気工事業者でもあり、医工連携にも幅広いチャネルを持っています。

 今回は、コロナウイルス陽性患者を隔離するための部屋、あるいは検体検査や使用物品の廃棄などを行う部屋に設置される陰圧装置に着目して開発を行いました。

簡易陰圧システム フライヤー (関連商品)



簡易陰圧システム

簡易陰圧装置

 私たちが開発した簡易陰圧装置はCDCガイドラインには準拠しない、テンポラリーで使用する簡易版です。

 当初の試作は木材を切り刻んで製作した手作り感のある物でしたが、この試作機を使って検証を重ね、実用に耐えうるところまで進めました。

 当初の実験では8畳、病棟なら2床部屋程度を想定していましたが、その後は20畳、4床部屋程度の広さでも実用できることが示唆されました。



実験動画





販売開始

簡易陰圧装置

ソリューション・パッケージ

 簡易陰圧室を実践して頂きやすいよう、開発した製品を商品化しました。

 比較的安価で、簡便に設置できるシステムです。HEPAフィルタも装着し、一定の機能は備えております。

 本体・加工費などを含めてご案内致します。
 詳しくは、お問合せ下さい。


簡易陰圧システム フライヤー



諸元表・よくあるご質問

諸元表・よくあるご質問



窓枠へダクトを簡易的に取り付けるための専用プレート(別売品)

ダクト窓枠取付プレート(別売品)





開発工程

簡易陰圧装置

基本構想

 まずはどのような原理で陰圧を掛けるかということや、どのような部屋を陰圧化するかといったことを想像しました。

 その結果に基づいて、ラフな構想図を描きました。



簡易陰圧装置

試作

 基本構想から基本設計に移る段階では、頭の中で設計図を描きながらホームセンターで材料を揃えました。

 買物は1回では終わらず、レシートは数枚になってしまいました。

 やはり、設計図を描いた方が効率的でした。



簡易陰圧装置

原理モデルと検証

 最初の試作機は原理モデル。

 この原理で陰圧化が可能であるかを検証しました。

 その検証結果を携えて、医療従事者や販社、設備屋さんなどから厳しい評価を受けました。



簡易陰圧装置

基本設計

 検証結果や評価に基づき、基本設計を実施しました。

 木製の試作機は原理モデル・形状モデル・評価モデルを兼用しましたが、明らかになった改善点を基本設計に反映しました。



簡易陰圧装置

製品初号機

 ほぼ基本設計どおりに製品初号機が完成しました。

 この装置を使って検証を重ねると同時に、この装置も持って売込も開始し、どのような点が改善されれば調達に至るのかを調査しました。



簡易陰圧装置

商品初期ロット

 商品化ができました。

 パンフレット制作や型番決定、価格設定などの作業を並行し、市場にリリースするに至りました。





Keyword

COVID-19・新型コロナウイルス感染症

 新型コロナウイルス感染症、国際的にはCoronavirus disease 2019を略してCOVID-19と称されている新興感染症は、2019年末頃より流行が始まり中国湖北省武漢市では大規模な感染拡大が起こりました。

 無症状や軽症の患者も少なくありませんが、人工呼吸器が必要な重症例も多く発生し、数%の患者がお亡くなりになっています。

 季節性インフルエンザなど既知のウイルスは空気中に浮遊しても時間とともに失活するため春になれば流行が収まるといった状況を毎年繰り返していますが、今日現在、COVID-19については詳しい事がわかっておらず、予防ワクチンや治療薬は確立されていません。


陰圧室

 空気感染防御を目的として病室内を安定した陰圧(負圧)状態にして診療を行います。廊下や隣室よりも低圧であるため、空気は圧の高いところから低いところへと流れるために陰圧室からウイルス等が室外へ撒き散らされることがないとされています。

 確実な陰圧隔離を行う場合、病室の陰圧状態を安定させるために前室を設けます。廊下と前室では前室が陰圧、前室と病室では病室が陰圧になるように制御します。圧差は2.5Pa以上がCDCガイドライン上の推奨値です。

 陰圧室は隙間からでも空気を吸い込んでしまうため塵埃をも引き込むため、きれいな空気を供給するためにフィルタ付の給気口を設けます。


CDC

 CDCとはCenters for Disease Control and Preventionの略称で、米国疾病予防管理センターなどと和訳されます。医療従事者であれば『CDCガイドライン』という言葉はよく耳にしています。使い捨て診療材料の交換頻度や、消毒方法などCDCを参考にしていることが多くあります。

Centers for Disease Control and Prevention (CDC)


HEPAフィルタ

 きれいな空気を供給する上で多用されているHEPA(ヘパ)フィルタには定義があり、JIS規格では『定格風量で粒径が0.3μmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率を有しており、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つエアフィルター』とされています。

 当社では『0.3μm』に着目しており、HEPAフィルタが必ずしも有効では無いのではないかという事をお客様にご案内しております。新型コロナウイルスの径は0.1μm(100nm)程と言われておりますので0.3μmの網目であれば容易に通過できてしまいます。ただし、新型コロナウイルスの感染は飛沫感染と接触感染です。飛沫感染するときは唾液などのエアロゾルで飛散した新型コロナウイルスとなりますので、粒径は100nmよりも大きくなり、HEPAフィルタでも捕集できるようになるようです。

 また、『初期圧力損失』という表現があるように、フィルタが目詰まりを起こせば圧力損失は大きくなりフィルタの掃除や交換が必要になります。交換時にはフィルタに捕集されたウイルス等に晒されることになるため十分注意するようご案内させて頂いております。

JIS B 9908


自宅療養予想(当社独自)

 当社では今後、COVID-19陽性患者の軽症〜中等症患者が院外で療養することを予想しています。それは、医療機関の病床が満杯となり、中等症と重症の境界が引き上げられることにより、従来は重症として入院していた患者も中等症として院外で療養する事になることを予想しています。

 そうならないで欲しいとは願っていますが、そのような事態になった際には自宅や高齢者施設、ホテル等でも比較的重い症状の患者を診る事になりますので、少しでもレベルの高い療養環境が即座に提供できるよう今回のような実験を行っています。






療養住環境最適化・強靭住環境
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