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ヘルスケア分野と異業種との境界領域最適化

非常時医療事業継続計画Medical Business Continuity Plan (m-BCP)

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新常態における医療BCP

新常態

 英語で"new normal"、日本では新常態として広まるこの言葉は、これまでの常識が非常識に、非常識が常識に変わるほどの大きな変化をもたらしました。
 その変化は今も続いており、1年後はどうなっているかわからない状態です。

 医療においては法改正は追いつかないものの、厚労省通知として次々と新しい解釈が広められ、今後も同様の変更があると見られます。

 N95マスクを滅菌して再使用する、以前では何も考えず使い捨てていた人も多いと思いますが、マスクが品薄な上に感染疑いの濃い患者が続々と来院するためやむなく再使用、それを肯定する厚労省通知も出されました。



医療BCP

 医療は非常事態であっても業務(診療)を継続することが当然であり、他の業界のような操業停止や一時帰休をとろうという考えは少ないです。

 COVID-19流行拡大後、病院を閉鎖したというケースは見られず、院内感染を起こしたとマスコミにたたかれてもなお、診療を継続した医療機関が多数ありました。

 いま、災害級の非常事態が発生したとしても、コロナ対策を講じながら診療を継続し、更に非常事態によって発生する新患にも対応していく事になると考えられます。

 どのような医療水準で、何を重視して非常事態を乗り切るべきか、新しい医療BCPの検討が始まっています。





新たな検討課題

いま、到来したら....

 非常事態、特に自然災害は前触れ無く訪れます。

 いま、被災したらどうでしょう?

 世間一般では外出時のマスク着用は当たり前、他人とは一定の距離を保つ、3密状態は回避することが定着しています。
 正しい事とは思えませんが、医療機関に近寄らないという人も増え、患者数は軒並み減少しています。

 この状況下で被災したとき、医療機関はどのような行動をとり、市民はどのような行動をとるでしょう。
 マスコミやネットが社会水準を形成するとすれば、何を基準として情報が流されるでしょうか。

 いま、非常事態に晒されることをシミュレーションすると、自ずと計画すべきBCPが見えてきます。



救援停滞

 従来、大規模災害が発生すれば『プッシュ型』と呼ばれる救援が行われてきました。
 食料や毛布は被災地の要求が無くても一方的に送られ、消防や警察、土木、電力会社なども続々と被災地に出て行きました。

 DMATなども全国から集結し、医療の維持継続に寄与しました。

 COVID-19流行拡大後、越境移動の自粛が叫ばれ、令和2年7月豪雨では県外からのボランティアを断る自治体が大半を占めました。

 遠方からの救援が無い想定のBCP策定が必要になっています。



PPE: Personal Protective Equipment

 PPE(個人防護具)は今日の医療に欠かせないアイテムです。

 マスクと手袋はほぼ常時装着、フェイスシールドやガウン(エプロン)も常時装着する医療機関が増えています。

 世界中で消費が増えていることもあり需給バランスが崩れ、品薄状態や高値維持が続く現況において、被災地でのPPE入手は困難が予想されます。

 手に入らないのであれば消費量を減らす、長く使う、代用品を使う、自院で作る、使わないなどの選択肢が想定されます。



洗う

 医療の基本に『手を洗う』という行為があります。

 断水すればその行為も容易な事ではありません。手を洗わないならせめて手袋を装着となりますが、その手袋も入手が容易ではありません。

 PPEを中心とした物資不足が続く中で、ディスポ商品のリユースで品薄に対応してきた物も、洗う事ができなくなれば深刻な物資不足に陥ります。

 COVID-19陽性患者を診療した場合、シーツなどは熱水での洗濯が求められますが水を熱し、洗濯機を回すエネルギー源が調達困難です。



ゾーニング

 従来の災害医療ではトリアージタグによるゾーニングが行われていましたが、今では感染という要素を加えたゾーニングが必要になります。

 また、感染症の蔓延を防ぐためには人数制限が必要になりますが、避難所の3密回避には予算が手当てされているものの、医療機関にはありません。

 限られたスペース、限られたリソース、どのように患者を収容し、どのようにスタッフを守るのか、新常態のBCPで重要なポイントになっています。





新たな知見

弊社知見

 弊社では2020年2月以降も医療機関への訪問やリモート面談などを繰り返し、第一線で活躍する医療従事者から情報提供を受けております。

 特に感染制御に関わる医師や看護師からの意見は生々しいものが多く、日々の診療すら継続が危うい状況が幾度も訪れました。

 コロナ対策に目が行きがちですが、並行してBCP策定を続ける医療機関も少なくありません。
 弊社でもBCP策定支援サービスを継続し、新興感染症との共存社会における医療BCPの在り方について多職種の意見を踏まえながらBCP策定を進めています。

 弊社にはCOVID-19流行拡大後のBCP策定ノウハウがあります。







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