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ヘルスケア分野と異業種との境界領域最適化

非常時医療事業継続計画Medical Business Continuity Plan (m-BCP)

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在宅避難

避難所

自宅に居続ける

 自宅で過ごす被災生活、これからは普遍化するかもしれません。

 水と食料を最低3日分、できれば1週間分備えておく必要があります。

 在宅勤務にはどのような心構えが必要なのか、まずは知識武装して自らは在宅避難するのか、避難所へ行くのか、ほかの手段をとるのか、家族や近所の方々とも話し合っておくと良いでしょう。




生きるための生活

避難所

食事

 人間、食べなければ生きていけません。

 避難所等での配給もありますが、避難所まで行かずに自宅で済ませることができれば外に出ずに過ごすことができます。

 大地震後であれば瓦礫が道にあふれ、余震で落下物もあるかもしれない屋外を出歩いて食事を調達するより、宅内で済ませた方が安全です。
 大雨や大雪では出歩くこと自体が難しいので、災害を想定してみましょう。



避難所

衛生

 食事は我慢できても、トイレは我慢できません。

 上水が断水している場合、下水が損壊して流れない場合、色々と想定されますがトイレが使えないのは生活に大きな支障を来たします。

 手を洗うことも衛生状態の維持には必要です。

 1週間も風呂に入らないというのは不快感も募ります。



避難所

温度管理

 真夏は百葉箱で35℃超、日向では40℃を簡単に超えます。
 平時であればエアコンで暑さをしのぎますが、停電していればエアコンは使えません。

 暑さは人間だけでなく、食品を傷めます。
 冷蔵庫が使えなければ簡単に腐ります。

 真冬も厳しいです。
 地域差はありますが、人間が凍えずに居られる温度ではない日も少なくありません。

 温度管理、生き抜くために重要です。




エネルギーインフラ対策

避難所

水道

 上水道の断水は目に見えてわかりやすいですが、下水管の損傷は気づきづらいことがあります。どちらも損壊の恐れがありますので注意します。

 上水道は大きく生活用水と飲食用水に分けて考えます。
 生活用水はトイレ、手洗い、風呂、洗濯などに使う水で、多少の雑菌や濁りは許容できます。
 一方で飲食用水は下痢や腹痛に直結しますので衛生的でなければなりません。

 飲食用水はペットボトルで長期保存できる商品がありますので、そちらの備蓄をお薦めします。
 理想的には1人1日2リットル、4人家族なら1日8リットル、3日分なら24リットルです。1週間分なら56リットル、500mLペットボトル100本以上です。

 生活用水は浴槽に水を張っておくというのが一般的に言われる方法ですが、浴槽にぬめりが付きやすいため継続しづらい方法です。初期投資は必要ですが簡便な方法として貯湯槽があります。エネファームやエコキュートなどの商品名で売られていますが、深夜電力などでお湯を沸かして貯めておく貯湯槽があれば、キレイなお湯が100リットル以上確保でき、それを生活用水に回すことができます。


長期保存水(アマゾンブランド)

 長期保存できるペットボトルの水です。

 無味無臭のシンプルな水です。

 500mLあたり85円ほど、高いか安いか微妙なところです。

フィルタ濾過器

 水をろ過して清浄化する装置です。

 手動ポンプ式なので、電源は不要です。
 手動ポンプなので、大量の水が必要な場合は体力が要ります。

 風呂や洗濯で1日150リットル、7日間で1トンの水を使えば1リットルあたり40円くらいになります。
 災害が起こらなければ使わないので、それまでは4万円の在庫品です。

水中ポンプ

 水中に沈めて使うポンプです。

 池の水を抜くときなどに使用される物ですが、災害時に用水路から生活用水を汲み上げるのに使うことができます。

 災害時は思わぬ物が用水路に流れている可能性がありますので、飲用はやめたほうが良いですが、トイレを流す程度であればさほど問題ないでしょう。

 このポンプは私たちも実機を保有し、実際に使っています。
 家の前の用水路まで行くには、延長コードも必要でした。

投げ込みヒーター

 建築現場ではおなじみのヒーターです。

 バケツに水を張って、ヒーターを投げ込んで電源投入、そのバケツに缶コーヒーを入れておくと10時のお茶の時間に温かいコーヒーが飲めるという訳です。

 200リットルのお風呂を沸かすにはパワー不足ですが、洗髪や洗濯には使えると思います。



避難所

電力

 電化が進んだ現在、電力喪失は相当なダメージです。

 冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器、どれも炊事に欠かせません。
 洗濯機、代替手段はなかなかありません。

 電気は発電所から送電線を経て各家庭に配られます。源泉を見れば発電機、家庭でも発電機があれば電源を確保することができます。

 太陽光発電は晴天の昼間しか使えませんが、燃料備蓄が要らない電源です。
 そこにエンジン式の発電機と、蓄電池を併用すれば1日中電力を確保することができます。

 蓄電池は据え置き型だけでなく、電気自動車も蓄電池として使えます。


ホンダ enepo カセットガス式発電機

 ホンダのエンジンを積んだカセットガスが燃料の発電機です。

 約900Wの電力が使えます。2台連結すれば倍の1800Wまで使えます。

 カセットガスボンベを何本備蓄するか、不足分をどうやって調達するかがカギとなりますが、30本くらいあれば2〜3日は過ごせます。

工進 ガソリン式発電機

 出力はだいたいenepoと同じ、ガソリン式の発電機です。

 車からガソリンを抜き出せれば、長時間の使用に対応できます。

 100V用ですが、車用の12Vの出力端子も付いています。

正弦波蓄電池

 100V出力が得られる蓄電池です。

 太陽光発電やエンジン発電機と併用することで、電力の安定供給に使えます。

 瞬間であれば1000Wまでの出力に対応できるので、冷蔵庫やエアコンなどモーターが動き始めるときの始動電流への対応が期待できます。

 例えば太陽光発電の出力が350Wの場合、消費電力300Wの冷蔵庫が使えるように思えて、実は始動電流が大きいので使えません。蓄電池を介して電力供給してやれば、動作させることができるかもしれません。

ソーラーパネル

 蓄電池に充電するためのソーラーパネルです。

 平時にもスマホ充電くらいはできますので、常用兼非常用として使えば採算性は多少は改善します。



避難所

ガス・灯油・熱

 ガスや灯油で給湯器を動かしている家庭では、熱源の代替が必要になります。

 特に都市ガスは供給網が途絶えると停電と同じように何十万戸が一斉に停止してしまいます。

 プロパンガスや灯油タンクは転倒防止策で持続可能性が高まります。



カセットコンロ

 万能性の高い調理器具です。
 居酒屋の鍋料理だけの物ではありません。煮る、蒸す、焼くの何でも使えますし、火おこしや後処理も簡単です。

 少々贅沢ですが2台あると調理効率が劇的に改善されます。
 例えば、カレー鍋と土鍋炊飯を同時並行的に進めようと思ってもコンロが1口しかなければ並行できません。

 コンロの上にはタコ焼き用の鉄板やケトル、鍋、フライパンなど様々な調理器具を置いて使い分けできますので、必須アイテムです。

カセットガスボンベ(イワタニ)

 カセットガスコンロはもともと、岩谷産業が開発しました。

 そして、災害と共に普及し、また日本の鍋文化もその普及を後押ししました。

 備蓄用として長期保存するかもしれないカセットガスボンベですので、信頼性の高いメーカー品を持っておくと良いと思います。

カセットガスボンベ式ストーブ

 ガスの利点は燃焼性が良く、気化させることなくそのまま使えるので低温でも性能に差が出にくいです。

 ガスボンベの利点は保管性です。ガソリンは腐りますが、ガスは10年後も変わらないという特徴があります。
 ガソリンは保管方法を誤れば大火災を起こします。ガスボンベは食品庫などにも片づけられるくらい手軽です。

 その安全性や簡便性を活用したストーブがあります。
 平時に使うには燃料費が高いのですが、不完全燃焼の危険性も少ないので、使い勝手の良いストーブだと思います。




通信・情報

避難所

通信

 電話やインターネットは現代社会には欠かせないツールですが、災害時にはインフラとして機能しない可能性があります。

 その要因として内因性と外因性があります。
 スマホなどの故障や電池切れ、Wi-Fiアンテナの電源喪失、宅内配線の断絶などユーザー側に原因がある場合は通信事業者にクレームを言っても改善しません。
 一方で電柱倒壊や輻輳状態で通信そのものが途絶している場合には、宅内でじたばたしても何も起こりません。近年は携帯通信会社が移動通信車というアンテナを積んだ車両を配備して代替通信を提供してくれますので、携帯電話は1〜2日で応急的ですが復旧します。



避難所

携帯電話・モバイル通信

 携帯電話は単に通信機器として使うだけではなくなりました。

 新型コロナウイルス感染症流行拡大では、濃厚接触者アプリが厚生労働省から配布されましたが、アリバイ管理に活用できることが認知されました。

 災害時、被災地にどれだけの人が居るのか、危険な場所から携帯端末の電波が発信されていないかなど安否確認にも利用できるようになりました。

 1人1台の時代ゆえに、端末=個人と考えられ、もし携帯端末をどこかで紛失すると誤った安否情報が流れるかもしれませんので、発災時の管理も重要になります。



避難所

固定電話

 近年はあまり重要視されなくなりました。

 在宅避難時には使えますが、携帯電話の方が便利です。

 光回線などでは停電でも通話不能となりますので、冗長性は低いと思います。

 公衆電話は冗長性の高さに期待が集まりますが、一方で設置台数は激減していますので、災害時につかえるかどうかはわかりません。




避難所

テレビ

 昔は地震を感じたらNHKというのが身についていたかもしれませんが、最近はスマホアプリの方が欲しい情報を選べるようになり、またそもそも家にテレビが無いという人も増えました。

 速報はテレビに頼らずとも、在宅避難生活の暇を埋める手段として、テレビ視聴は重要なツールになります。

 特にネットがつながらない状態であれば、撮りだめた録画や、DVDなどを観て時間を過ごします。





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