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臨床工学技士は『医療機器』『工学』をキーワードに院内のあちらこちらで業務が発生します。例えば集中治療領域で血液浄化はわかるが人工呼吸器はわからないという臨床工学技士はニーズが無くなることはお察し頂けると思います。 当部では『臨床工学』を全般的に、かつ他職種に比して専門的に取り組むことができる臨床工学技士を養成しジェネラリストとして従業できるよう人勢育成に力を入れています。概ね5年目までに既存業務を自立して行い得る人材に育て、同時に周辺知識を身につけ医師や看護師らに助言ができる基盤を整えます。5年を超える頃には医師らから意見を求められる存在となり、次第に任せられる存在へと成長していきます。 業務を全般的にできるだけの技士では汎用的で終わってしまうため、各個人には専門を持ってもらいます。透析膜でもよし、ペースメーカーのデバイスでもよし、他人に負けない知識や技術を身につけ『スペシャリスト』へと成長します。10年目までにはジェネラリストであり、スペシャリストである人材になることを目指します。 臨床家として一人前になることは当然ですが、人員配置や時間配分などの日々の管理、機器更新計画や教育計画など中長期的な計画を立てられなければ機械のように従事する専門職として扱われてしまいます。そこで当部ではあらゆる場面でマネジメントを意識し、10年目を過ぎればマネージャーになれるスキルを身に付けていられるよう教育を進めています。