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新築住宅電気工事のいろは ~工事前の基礎知識~ | NES株式会社

電気工事

 住宅工事における電気設備工事のプライオリティは年々高まっていると思います。

 高度経済成長前であれば贅沢な設備でもあった電気ですが、20世紀の後半にはオール電化住宅も現れるなど、エネルギーインフラとして生活や社会と切り離せない存在になっています。

 電化製品や設備は進化していますが、住宅の電気工に関する計画についてはこの30年で進歩が見られない、という場面もよく見かけます。

 良いお宅を仕上げようというチームの足並みが揃っていない、30年前には生まれていなかった施主と価値観が合わない、目指す方向が違うという事もありそうです。




乖離する施主と関係者

 自宅を何度も建てるという人は少なく、家づくりに関わる経験は人生において稀な経験、しかも施主として関われるのは多くても2回、その間隔は数十年も空いてしまいます。

 建設業に従事している人でなければ、なかなか自宅の工事に精通する人は居ません。

 関係するプレイヤーは物件に指向し、プロの思考で施主志向の家づくりをするべきです。


 しかしながら、予算や工期などの都合もあり、また他の物件も並行していることなどから、その物件や施主にとって最適な提案や工事が行われているとは限りません。

 せっかくプロに依頼して費用負担までしているにも関わらず、施主の利益につながらない事もあります。


 住宅工事の前には営業マンや設計士、プランナーらと打ち合わせをして構想を練っていきますが、その段階で施主が無知であれば言いなりにならざるを得ません。

 少しでも知識武装し、より良い提案を引出すために、本稿では基礎の部分を紹介します。




目次




電気設備工事は電気工事士の業務

 電気工事をするためには、その作業者は有効な電気工事士免状を保有している必要があります。

 そして、生業として施工する場合には、その工事業者には行政への登録や許可が必要となります。

 筆者は第1種電気工事士と第2種電気工事士の免状を持ち、当社には業登録があります。




主要電気設備

 住宅の電気設備には『強電』と呼ばれる交流100Vや200Vの低圧設備と、『弱電』と呼ばれるTVやLANなどの直流設備があります。

 低圧設備には電力量計(メーター)や分電盤などの受電系の設備と、スイッチやコンセントなどの負荷系の設備があります。

 これらの個数や配置を構想段階で絞り込んでいく訳ですが、居室やトイレ、ガレージなど50箇所くらいにはなりますので、1つ1つを丁寧にという感じではなく、ざっとこの辺りにあれば良いのかなぁという漠然とした決め方になっているケースを散見します。




細かく決めるなら外部コンサル

 1つ1つを丁寧にチェックしてもらい、納得の図面を作るなら外部サービスを利用すると良いです。

 例として挙げるcoconala(ココナラ)はスキルマーケット、何らかのノウハウ等を持ったプロやセミプロがサービスを提供しています。

 電気図面を細かくチェックするサービスがいくつか出品されており、中でも販売実績が多く評価も高いサービスのリンクをご案内しておきます。

coconala: 工事前のお宅の電気配線図に『気づき』を書き足します




A材・B材

 電気工事屋さんの間で使われる用語に『A材』や『B材』という物があります。

 A材とは機械備品、B材とは消耗材料と考えて差し支えないかなと思います。特にメーカーが『これはB材です』と言って売るような定義がある者ではなく、俗語のようなものなので曖昧です。

 住宅電気設備でのA材はあまり多く無く、分電盤やインターホン、照明器具などが挙げられます。

 B材は電線や電線を留める金物、配管、ボックス、配線器具など多種多様ですが、施主様から見えるのは配線器具くらいです。

 配線器具とはスイッチ、コンセント、カバープレートなどの類です。

Panasonic: 電設資材




コンセント(一般)

 利便性を最も感じやすいのがコンセントの個数や位置だと思います。

 新築時には『タコ足配線を回避したい』という施主様が多く居られますが、コンセントを1か所増やせば工費が3~5千円くらい増えますので、落としどころが必要になります。

 家電品から出ている電源ケーブルは1m前後です。延長コードを絶対に使わないという事になると1m毎にコンセントが必要になります。

 実際には、コンセントに合わせて家電を配置する事が多いので1m毎は必要ではありませんが、テレビや冷蔵庫のように置く位置が重要となる場合は、その近くにコンセントを配置する必要があります。

パナソニック(Panasonic): スイッチ・コンセント

神保電器(JIMBO): 工事用配線器具




コンセント(専用)

 『専用コンセント』と呼ばれる物は、そのコンセントに専用のブレーカーがあるという物です。

 専用ブレーカーがあるという事は、ブレーカーの遮断容量である20Aまでフルに使えるという事になります。

 途中で分岐されていないので、例えば電子レンジ専用に引いたコンセントは、どこかでドライヤーを使ったとしても関係なく、レンジが20A以上の電流を必要としない限りはブレーカーは切れません。
 電子レンジは10A前後までしか電流を必要としないので、20Aのブレーカーが切れる事はありません。

 20年前であればエアコンも10A前後の消費がありましたが、近年は5A前後の省エネタイプが多く出ていますので、必ずしも専用コンセントという事でもなくなりつつあります。
 とはいえ、温暖化で真夏の気温が40度を超える事が普遍化する時代になれば、エアコンの文化も新しくなる可能性があるので専用コンセントは必要ではないかと考えます。

 他にも専用化が勧められる箇所があると思いますので、個別相談されると良いと思います。




電気自動車コンセント

 先進各国では自動車の電化に向けた目標を掲げ、自動車メーカーも何年後に何%の車を電気自動車にするといった宣言をしています。

 今から新築するお宅では、住み続けている間に電気自動車を保有する可能性があり、当然ながら自宅で充電したいという事になると思います。


 盗電防止用に内玄関にスイッチ設置を推奨するハウスメーカーさんも少なく無いですが、注意点があります。
 多用されるPanasonicのWTX52631S01は2.0mmの銅線に対応であり、2.6mmには非対応です。
 メルセデスベンツに限らず30A(アンペア)の充電器を設置する場合、2.6mmという太さの配線が必要になります。この電線にも30Aという電流値にも壁スイッチが非対応になります。

Panasonic: ラフィーネア EV・PHEV充電用 電源スイッチ(盗電防止用)


 盗電防止スイッチを設けなくても、充電器自体にカギを掛けられるタイプもあります。
 また今後はNFCと呼ばれる交通系ICカードに利用されている技術などを用いた認証も充電器に搭載される事は容易に想像できますので、盗電防止は進化する物と考えられます。




カバープレート

 コンセントやスイッチの表面にはカバープレートが取り付けられます。

 標準仕様であればコスモシリーズやフルカラーなどパナソニックの配線器具が使用される事が多いと思います。

 フルカラーではモダンプレートが最も用いられていますが、場所によっては新金属プレートが似合う場合もあります。
 以前、江戸時代からある日本家屋を工事させて頂いたときに、スイッチのカバーを新金属プレートにしたところ、しっくりいきました。
 私宅の安っぽい板を貼った壁の場合は、モダンプレートのベージュがマッチしました。同じ木でも、雰囲気で変わります。


 Amazonのプライベートブランド(PB)のAmazonベーシックでも数種類のプレートが売られています。


 かなり攻めている感じでは真鍮や木製のプレートを選ばれる方も居られますが、モノによっては電気工事士免状が無ければ設置できない場合がありますので、構想段階からハウスメーカーや電気工事屋さんに相談しておくべき事項です。

 下の画像はAmazonで買える商品群です。その下のリンク一覧には国内で調達可能な様々なプレート類を案内しています。

パナソニック(Panasonic): スイッチ・コンセント

神保電器(JIMBO): 工事用配線器具

Amazon: 電設用スイッチカバー・プレート

友安製作所: スイッチ・コンセント・プレート

AXCIS ONLINE: スイッチ・コンセント

toolbox: スイッチ

R.C.Company: アメリカ製スイッチ コンセント

MATUREWARE by FUTAGAMI: スイッチプレート




スイッチ

 スイッチは適所に必要です。

 失敗談をお聴きすると、だいたいは動線シミュレーションをしていなかったことに起因しています。

 トイレに行って戻ろうとしたら真っ暗だった、リビングでくつろいで寝ようと思ったらキッチンのスイッチがドア付近に無く奥まで戻る必要がある、吹抜の照明が1Fでしか点滅できず2Fに居る時に使えない、などの僅かな気づきがあれば回避できた不便です。

 家族3人が1日1回関係するスイッチでも年1000回、30年住めば3万回です。

 スイッチに関するプランが生活を想像していないのではないか、と感じるような基本構想図面をよく見かけます。できればcoconalaサービスのようなプロのセカンドオピニオンを受けた方が良い点です。

【参考】coconala: 工事前のお宅の電気配線図に『気づき』を書き足します


 配線器具については、コスモシリーズに代表されるワイドスイッチタイプと、フルカラーに代表される古典的なスイッチがあります。
 フルカラーは値段が安く種類が豊富、どこでも手に入りやすいという特徴があります。
 コスモシリーズも普及に至りましたのでホームセンターでも手に入りますし、価格もだいぶ下がりました。
 アドバンスシリーズはカタログでも最上位に来ていますのでパナソニックの一押しであることがうかがえます。

 新邸にお勧めはアドバンスかコスモです。どちらかと言えばコスモかなと思いますが、見た目の好みなので、できればパナソニックのショールームで実物を見て欲しいです。

Panasonic: アドバンスシリーズ 配線器具

Panasonic: コスモシリーズ ワイド21 配線器具

Panasonic: フルカラー配線器具




ライコン

 白熱灯器具の時代には調光器やライトコントロールと呼ばれるスイッチが、比較的多く使われていました。白熱球の場合、電圧や周波数を変えるだけでランプの明るさを調整できたので、調光器は簡単な構造で比較的安価でした。

 電熱コイルのようなフィラメントに電気が流れるだけで明るくなっていた時代から電球型蛍光灯、LEDと変遷する中で事情が変わってきました。

 LEDとは発光ダイオード(Light Emitting Diode)はの事で、いわば電子部品の1つです。
 細かな原理はさておき、住宅の電力として使われる商用電力(交流100V)をそのまま印加してもLEDは発光しないので、間に電子部品が入る事になります。

 電子部品は一定の電圧がかかったときに正常動作するのが一般的ですので、調光器で電圧を下げられてしまうと、停止します。100Vで正常動作するものが95Vになっただけでも動作が不安定になることもあります。
 交流は周期的に電気を送るもので東日本は50Hz、西日本は60Hzですが、この周波数の増減によっても電子回路に影響を及ぼす事があります。

 これに対応するために『調光対応』『調色対応』などのLED器具が販売されています。
 もし、明るさを自在に変えたいと思う場合は『調光対応』の照明器具を選ばなければなりません。
 普通のLED照明に調光器を組み合わせても、調光はできません。

 今のところ、調光ができる照明器具とコントローラーは同じメーカーでないと思い通りに機能しない可能性が高いです。
 照明器具が先か、コントローラーが先かわかりませんが、まずはどちらかのメーカーを決める必要があります。
 おそらく、各社のコントローラーを比較した上で、良いと思ったコントローラーに対応した照明器具を選ぶ方が多くなるのではないかと思います。

 調光対応の照明器具は安くない、というのは常識的な考えかもしれませんが、例えばODELICの最新機種では実勢価格で3千円台の物も出ています。
 この機種では電球交換ができるので、将来ランプ切れで本体入替という心配もありません。

調光にも調色にも対応したGX53ランプを搭載したダウンライトです。口金GX53ランプであればランプ交換ができますので、球切れの際にも器具自体は交換不要、免許がなくても球切れに対応できます。調光のためのライトコントローラーがあれば、自在に調整ができます。

パナソニック(Panasonic): 埋込調光スイッチ

パナソニック(Panasonic): 調光・調色コントローラ(ライトコントロール)

コイズミ(KOIZUMI): Memory Light Controller

オーデリック(ODELIC): CONNECTED LIGHTING

大光電機(DAIKO): シーンコントローラー




センサースイッチ

 壁スイッチは動線上にある必要がありますが、非接触時代にはセンサーの多用も必要ではないかと考えます。

 電柱に付いている防犯灯は暗くなると点灯し、明るくなると消灯する明るさセンサー(EEスイッチ)を搭載しています。

 人感センサーは住宅でも商業施設でも工場でも、多くの場所で活用されています。

 廊下や階段などでは作業する事は無いと考える場合、センサーに組み合わせる照明器具は最安値品を選んでも差し支えないと思います。
 60W相当、調光非対応で定価3千円台、調光対応でも4千円台で器具が売られています。

 照明センサーについては以前に記事を掲載しておりましたのでご参照頂ければと思います。

【参考】照明用センサーあれこれ

DAIKO: DDL-5002YBG(定価4,300円)

ODELIC: OD 261 917R(定価4,300円)




照明器具

 照明器具の基本は『エリアの中心』に配置です。

 居室であれば、部屋の中心に1灯あれば全体が明るいです。

 LDKなどは演出用や作業用など様々な光が混在する場所ですので、照明の配置や器具選びも迷う場所です。

 インテリアコーディネーターや設計士の先生方にプランしてもらうのも良いですが、仕上がった状態をいくつも見て来て経験値が高い電気工事屋さんの意見も聴いてみると、参考になることもあります。

 照明器具メーカーは以下のところが有名どころです。

パナソニック(Panasonic): 住宅用照明器具

オーデリック(ODELIC): 住宅・店舗・施設用照明器具

大光電機(DAIKO): 住宅・店舗照明

コイズミ照明(KOIZUMI): 住宅照明器具

アイリスオーヤマ(ECOHiLUX): 住宅用LED照明

東芝ライテック(TOSHIBA): 住宅照明器具

三菱電機(MITSUBISHI): 施設・店舗・住宅用照明器具

遠藤照明(ENDO): LED照明


 ネット通販では、下記などがあります。

amazon: 照明

楽天市場: ライト・照明器具

ヨドバシカメラ: 照明器具

上新電機(Joshin): 照明




ガーデンライト

 庭や駐車場の照明の依頼先は電気屋、外構屋、またはDIYになると思います。

 仕上がったデザイン性の高い庭園灯は多数ラインアップされているので、カタログで選ぶと良いと思います。

 そもそも、どこから光を出して、どこを照らすのかという計画が無ければガーデンライトは完成しません。

 シンボルツリーの根元に照明を設置して下から照らす場合は地中配管をして照明を設置すると思います。
 建物の屋側から樹木の高い位置の葉に光を当てるのであれば、住宅工事の段階で照明の配線位置も決めておく必要があります。

 点灯時間も暗く成れば毎日なのか、人を感知したときだけなのか、バーベキューや花火などイベント時だけなのか、そのあたりを計画しておく必要もあります。

 下図のコップのような形をした照明器具は2千円前後で買える照明器具です。その下の黒い柱はウッドデッキなどに使われる防腐剤入りの木柱で2mで1千円もしない物を50cmくらいに切って黒ペンキを塗った物です。ペンキは100均です。
 このような手作り感のある照明器具でも、注目されるのは夜なので器具はよく見えません。光さえ出ていれば良いということでDIY庭園灯を設置しました。

 ガーデンライトの計画は、目的などを見定める事が重要です。


 クリスマスイルミネーションも屋外で装飾する場合はガーデンライトの一種になりますので、これも新築時には計画しておくと良い事項です。

グランフロント大阪(筆者撮影)
グランフロント大阪(筆者撮影)

岩崎電気(IWASAKI): 照明器具・照明分野

パナソニック(Panasonic): 住宅用照明器具 エクステリア照明

Amazon: アウトドア・エクステリアライト

Amazon: ストリングライト(電飾)




エアコン

 住宅の電気設備工事をする電気屋さんはエアコンや照明の設置も行いますが、エアコンや照明の専門ではありません。世の中には空調屋と呼ばれるエアコン専門の業者もあります。

 住宅向けの電気屋さんからエアコンに関する具体的提案がなく、プランナーや設計士さんからも提案がない、という案件が多くあります。

 エアコンには冷房と暖房の2大機能がありますが、床暖房を設置している部屋では冷房しか使用しないという事もあります。ゆえに住宅の計画をトータルに考えてエアコンも計画しなければならず、電気屋さんから提案しづらいという背景事情もあります。

 施主様の不利益となる事案に『天井埋込』があります。

 LDKを広くとるお宅が増えていますが、その広さや形状に対して壁掛エアコンではミスマッチであり、天井埋込エアコンにした方が良いという場合があります。

 電気の図面を貰って構想をする段階では既に基礎が終わっていたり、木材のプレカット工場への発注が終わっている事がありますが、この時点で『天井埋込にしたい』と施主様が申し出ても『もっと早く言って』『もう遅い』と返される事があります。

 家を建てる前から『リビングは天井埋込エアコンにする』と決めている人は稀です。そうした施主様は問題なく埋込できるので何も話題になりませんが、後悔させられた施主様は、その気持ちをぶつける先が無く、無駄にエネルギーを消費する事になります。

 エアコンは早い段階から室内機・室外機の位置決定をしておく必要がある設備です。




天井埋込エアコンの実勢価格

 病院や学校、オフィス、スーパーなどあらゆる場所で使われている天井埋込のエアコンですが、高価なイメージを持たれている施主様が多く居られます。

 ネット通販が発達した現在、天井埋込エアコンもネット通販で買う事ができます。

 住宅用ですと『単相200V』という機種を選ぶ必要がありますが、このタイプで『3馬力』まで選択する事ができます。オフィスで言えば30畳くらいまで対応できる機種です。

 下記の参考例は楽天市場で売られている業務用エアコンです。当社とは一切関係ありませんので購入相談は販売店へ直接お願い致します。価格の参考としてリンクを掲載しています。
※.当社ではエアコンの直販は行っていません。

【参考】4方吹出(ダイキン)

【参考】2方吹出(ダイキン)

【参考】1方吹出(ダイキン)


 エアコンの種類はこれだけではありませんし、設置方法も多種多様あります。
 この記事で書ききれないほどありますので、個別に御相談されると良いと思います。

ダイキン: 業務用エアコン(店舗・オフィスエアコン)「スカイエア」シリーズ




インターホン

 新築の打ち合わせの中で話題にすら出されない事もあるインターホンですが、在宅時間が増えたwithコロナ時代には、改めて重要性が確認されています。

 筆者宅では玄関子機が押されると、宅内では画面付き親機以外に8カ所で鳴動が始まります。
 インターホンには画面付きコードレス子機を2台接続、それ以外にFax付電話機にも接続しています。その電話機にある子機6台も鳴動します。

 留守中でも録画されるという機能は10年前でも定着していましたが、今はスマホ連動する機能も普及しています。

 インターホンを計画する際に、宅内では親機をどこに置くか決めます。LDKに設置する場合、来客中のゲストに画面を見られて良いのか否かを考えます。また、普段は誰が応対するのかによっても親機の設置位置が異なります。来客が多い、宅配が多い、自宅でピアノや英会話の教室を開くなど、それぞれのお宅で事情が異なります。

 次に、宅内で来客を察知できるエリアを検討します。LDKに居る時だけ応対すれば良いと考えるか、洗濯機前やベランダなど家事中の応対、寝室や子供部屋の応対などを考えます。
 近年ですとテレワーク中の書斎にインターホンの音が聞こえるべきか否かも重要です。ウェブ会議中に背後で何度もインターホンが鳴って取引先に気を遣わせてしまったといのは御愛嬌なのか、失礼なのか、難しいところです。

 屋外については、玄関子機を玄関扉近くに設置するのか、門扉などを設置して敷地に入る前に操作してもらうのか、施主様によって考え方が異なります。
 最近はオープン外構が多くガチガチに塀で囲まれた家は少なくなりましたが、それでも敷地に人が出入りすると不用心ですのでインターホンとポストだけは道路際に設置するお宅が多いです。
 屋側なのか外構なのか、配線の出し方がまるで違いますので、早めの計画が必要です。

 玄関子機ですが、スタイリッシュなデザイン品を選ぶ事もできます。
 おそらくハウスメーカー標準品では選べないと思いますので、相応の追加料金が発生すると思います。

パナソニック(Panasonic): インターホン・テレビドアホン

アイホン: 戸建住宅(インターホン・テレビドアホン)




宅配ボックス連携インターホン

 筆者はCOVID-19流行後に設置しましたが、便利な宅配ボックスを設置するお宅が増えています。

 宅配ボックスへの配達を無線連携する商品がPanasonicから発売されています。


 筆者宅も設置したパナソニックの『COMBO-LIGHT』という宅配ボックスは、それ自体に電源は要りません。

 荷物を入れてロック操作をし、スリットに伝票を差し込むと押印されると同時にカギがかかります。
 解錠には専用の鍵が必要なので、宅配業者も開けられません。

 この宅配ボックス内に専用センサーを設置する事で、宅配ボックスが使用された際にインターホンに通知を送ることができます。

伝票に押印して自動施錠できる点は実用として便利です。パナソニックを選ぶ点は『閉じ込め防止機能』です。誤って子供が中に入ってしまっても、中から解錠できるようになっています。この機能が他の商品にはなかなか無いです。拙宅では2段重ねで使っていますが、上下連結できるのもパナソニック製品の特徴です。

パナソニック(Panasonic): 後付け用宅配ボックス コンボライト




テレビ

 テレビを視聴するには、電波が必要です。

 電波の受け方の正攻法はアンテナを建てる事です。東京スカイツリーのような電波塔から発せられる電波を自宅で受けられればテレビは視聴できます。
 衛星放送(BS)の場合は、遥か上空にある衛星を捉えられれば視聴できます。

 アンテナを建てるメリットとしては、基本料金などはかからずタダで見られる事です。

 デメリットは、アンテナ工事費というイニシャルコストがかかること、台風等で倒壊すれば自費で修理しなければならないこと、自然災害の場合は工事が込み合ってしばらく視聴できないことなどが挙げられます。

 もし、テレビアンテナを建てる場合は屋根の上が第一選択になりますが、屋側に鉄棒を据え付ける方法や、地面からポールを建てる方法などもあります。

 山間部などではアンテナでの視聴ができない地域もあります。電波塔との間に山がある事が主な理由です。
 同様に、都市部でも高層ビルなどの影響で難視聴区域がありますが、建物の影響の場合はケーブルテレビが無償提供される場合もあります。
 まずはご近所でアンテナが建っている家があるのか否かを見て回ると良いと思います。アンテナがどちらを向いているのか、どのくらいの高さに設置されているかも重要なのですが、そのあたりは電気屋さんが詳しいと思いますので、施主が調査しなくても良いと思います。


 日本の多くの地域で、アンテナを建てずにテレビが視聴できるようになっています。
 以前ですとケーブルテレビ(CATV)、最近ですと光回線でのテレビ視聴が可能になっています。
 光回線を使ったとしても、普通のテレビで視聴できます。家電店で売っているテレビだけあれば、インターネットが無くても視聴できます。

 アンテナを建てるべきか否か、よく迷われるところです。

 結論としては、施主様次第です。

 新築後の4,000日を想像してみましょう。
 光TVサービスなどを契約すると基本料金で45~50万円くらいです。ただし、視聴可能なチャネル数は20~30chあります。
 アンテナは新築時に工事すれば5万円程、10年間倒壊しなければ費用5万円です。仮に、途中で1回倒壊して10万円の工事費がかかってもトータル15万円ですので、光回線より安いです。

 倒壊リスクはアンテナにありますが、台風で停電や断線が発生すると光回線は視聴できません。
 自宅が停電していなくても、基地局から自宅までの間で断線していれば視聴できません。

 コストパフォーマンスとしては自前のアンテナを持つ方法が良さそうです。
 多チャネルを視聴したい、ドラマ専門チャネルなども視聴したいという事であれば光回線の契約も有意義ですが、近年はサービスも多様化していますので、何がベストかは、施主様次第になります。




『分配器は浴室点検口』は常識?

 ユニットバスが進化し、タイル張りの造作浴室がほとんどなくなった平成、浴室には天井点検口があるというのが常識となりました。

 昭和の時代であれば、押入の天袋から天井裏に入れるというのが常識でしたが、押入はクローゼットに変わり、天井部分も開閉できる構造からキレイに塞ぐ工事へと変遷しました。

 テレビの電波は常に一定という訳ではなく、ビルが建てば電界強度が変わりますし、自宅のアンテナの向きが少しずれれば電界強度が変わります。
 映りが悪くなったテレビに対し『ブースター』という増幅装置を設置する事で、弱い電波を強くするということが、1980年代や90年代には頻繁に行われていました。筆者の実家にも幾度か無償で工事が来ていました。

 また、衛星放送の普及に際しても電源やブースターの関係する工事が頻繁に行われました。

 こうした背景もあり、テレビの分配器は後でメンテナンスできる場所にという事になり、ユニットバスの天井裏に仕込むのが通例となっているハウスメーカーも少なくありませんでした。

 21世紀に入り、ユニットバスの外側、天井裏や壁裏で湿気の問題が発生していました。
 木造住宅にとって湿度は大敵ですので、いつしかユニットバスの周囲は防湿の石膏ボードで囲むようになりました。
 ユニットバスの天井点検口を開いても、給湯器リモコンや換気扇ダクトの接続はできても、天井裏を見る事はできなくなりました。

 こうなると、メンテナンス性を期待していたテレビ等の配線はユニットバスの天井裏に敷設する意味がなくなります。
 天井点検口がある場所へと移設されるようになりましたし、それが無いお宅でも天井埋込換気扇の近くや、パイプシャフトなど設備メンテのために用意された開口部に敷設する事が、本来の目的を達成できる位置となりました。

 この目的志向であることが本来の姿ですが、ユニットバスの天井裏に敷設することを目的化してしまっているハウスメーカーが少なからずあり、そこ以外は認めないとおっしゃられます。
 施主様のお宅なので好きにさせてあげれば良いのではないかと思いますが、譲れないと言われてしまうこともしばしばあります。

天井点検口



分電盤(位置)

 宅内の電気設備を監視する分電盤は必須設備です。

 どこに設置するか、何回路設置するかなどは打合せされない事もあります。

 しかし仕上がってみて『なんでこんな物がここに?』という事もあります。

 昭和の考えでいくと、分電盤はお客さんに見られない洗面所に設置しておこうという考えになります。
 平成ひと桁の考えでいくと、ユニットバスの天井点検口からメンテナンスできるから洗面所に設置しておく考えになります。
 いずれも洗面所に設置ですが、今はその必然性が無くなっています。ユニットバスの天井点検口を開いても、防湿石膏ボードで囲まれていて天井裏から分電盤には行けません。見られる事を前提としたカバー付き分電盤が一般化したので洗面所である必要性はなくなりましたし、毎日全員が利用する洗面所で家族が見て気持ちが良い物でないのであれば、洗面所に設置することが間違い(場違い)になります。

 どうしても洗面所でなければならない、というハウスメーカーさんもありますので、この場合は移設のしようがありません。どうしても移設したければ、ハウスメーカーを変えることになってしまいます。

 もし自由に決めらる場合、どこが良いのかという事になりますが、それぞれのお宅の間取りなどに依存します。
 その結果、洗面所が最適地という事もあります。

パナソニック(Panasonic): 住宅用分電盤

河村電器(kawamura): 分電盤

日東工業(NITO): 標準分電盤

テンパール: 住宅用分電盤

内外電機: 標準分電盤




分電盤と引込線

 分電盤は電力を監視する装置ですが、同時に契約電力を守る装置でもあります。40Aの契約のお宅では50Aは使えないように制限されています。10A分の基本料金を払っていないからです。

 電力会社によって契約方式が少し違います。東京電力などは『サービスブレーカー』『契約ブレーカー』『アンペアブレーカー』などと呼ばれるブレーカーを支給して分電盤の一次側、電柱に近い側の電線に接続して電流値を監視します。
 関西電力などは何アンペアという契約ではなく消費電力量での契約なので、主幹ブレーカーは漏電遮断器などになります。

 現在の制度では発電・送電・小売が別事業になっているので地域毎で分ける事は難しくなりましたが、概ね以下に分類できます。
 契約ブレーカーがあるのは東京電力、北海道電力、東北電力、中部電力、北陸電力、九州電力などです。
 最低料金制と呼ばれる契約ブレーカーを用いない契約は関西電力、中国電力、四国電力、沖縄電力などです。

契約ブレーカーあり
契約ブレーカーなし

 契約形態は色々ですが、電柱から電線を引いてメーターに入り、そこから分電盤に幹線を引いて宅内で消費するという構図はどこでも同じです(無電柱地域等は別)。

 電柱の上にあるバケツみたいな物は変圧器(柱上トランス)で、高圧(6600V)を家庭用の低圧(100~200V)に下げています。よく見ると側面に『30』などの数字が書いてあるのですが、これが変圧器の容量(出力電力)で、30ならご近所で合計30kW(30kVA)くらいまで電力が使える事になります。この設備費用などが基本料金に含まれています。

 電柱から受電点までの架空線は電力会社(送電事業者)の資産ですので施主は気にする所ではないのですが、責任分界点以降の幹線からは施主の私有物になります。
 幹線の太さや種類は施主の裁量で決定します。


 幹線の太さは、何も指示をしなくても電気屋さんが良いようにしてくれると言いますか、電力会社との契約のために必要な最低限の事はしてくれます。

 幹線として使われる電線には『8』と『14』という2種類の太さの物が多用されます。近年は『22』という電線が必要なほどに電力消費が大きいお宅も少なく無いです。

 おそらく、最低限の電力で考えれば『8』で足ります。しかし少し容量を大きくしたいとなると『14』が必要です。この幹線の入替工事は10万円単位の大工事になります。
 将来は家でアーク溶接をしようという計画があれば最初から太い幹線になると思いますが、普通に暮らそうという中で電気容量まで想像するのは容易ではありません。

 ざっくりですが、4人家族で2階建ての家に住もうという場合には『8』でも足りるが『14』を敷設しておくのが良いのではないかと思います。この差額は先行投資になります。
 筆者の経験で言いますと『8』を使った事はほとんどありません。標準で『14』を使っていました。入替が必要になったときに施主様が後悔するのはわかっていますので『14』をお勧めしてきました。

 600V架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル(CVケーブル)の『8』と『14』では倍ほどの差額があります。20m巻で1万円程の差額になります。


 住宅の電力は『単相3線式』で100Vと200Vを供給する方式が一般的です。3線式なので電線は3本が1つに撚られているタイプの物を使用します。
 先ほどから出てきている8や14という数字は公称断面積で単位はミリ平方メートルです。mm2となります。
 600V用CV電線の3心1条という物を幹線とした場合の許容電流は、8mm2なら54A、14mm2なら76A、22mm2なら100Aとなります。

 漏電遮断器に『40A』と書いてある場合、片線で40Aまでなら流せますという意味になります。
 ある線に30A、別の線に20A流れて合計50Aだとしても、ブレーカーは切れません。
 ある線に49A、別の線は1A流れた場合も合計50Aですが、片線に40A以上流れているので過負荷保護が働き遮断されます。

 8mm2の許容電流は54Aですので、ここに60Aの遮断器を付けても保護できません。もし60Aの遮断器を付ける場合は14mm2の電線を使う必要があります。


 どのお宅でも必ず装備されるのが漏電遮断器と配線用遮断器(分岐ブレーカー)です。

 漏電遮断器(ELB: Earth Leakage Breaker)は漏電の監視をすると同時に、過負荷(過電流)の監視、および短絡(ショート)の監視もしています。
 漏電は感電と火災の2つの危険因子となります。ビリビリ感じる程度で済む感電ばかりでなく、心臓にアタックすれば心停止を起こして数分で命を落とします。
 火災の結果は容易に想像ができると思います。
 以上のことから、生命や財産を守るために漏電遮断器は欠かせません。新築時に『漏電遮断器は要らない』という選択肢はないと考えて差し支えありません。


 分岐回路の数は施主様が決める事もできます。

 3LDKだから何回路という決まりはありません。

 汎用とエアコン用で1部屋2回路とするならば、3LDKの場合は居室3部屋とL/D/Kの3部屋、計6部屋なので12回路という事になります。洗面や浴室、電子レンジなどの分を足して15回路くらいという事になります。

 3LDKの家に30回路の分電盤を付けても問題はありません。分岐ブレーカー1個数千円ですので、10回路も予備を付けたら数万円の差額負担になります。

 分岐ブレーカーは1回路20Aの物が標準的です。主幹ブレーカーが100Aだとしても、1回路で20Aを超えれば分岐ブレーカーが遮断してしまいます。
 この分岐ブレーカーが切れないように回路設計する必要がありますが、電気工事屋さんに全てお任せで良いかというと、そうでもありません。
 どこにどんな電化製品を置くのかわからなければなりません。キッチンに電子レンジとオーブンレンジの2台を置くつもりであっても、一般的には1台で考えて計画します。
 書斎に業務用コピー機を置く事も一般的には想定しません。
 消費される物をしっかりとシミュレーションしておくことが施主の務めであると考えられます。

北海道電力: アンペア変更

東北電力: ご家庭のアンペアチェック

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引込柱

 電柱から電線を導いて電力を受電したり通信を接続したりしますが、その受電点は建物の側面だけでなく、引込柱という電柱で受ける事もできます。

 引込柱は、工場など高圧受電する現場では1号柱とも呼ばれ太いコンクリート柱の上にPASと呼ばれる大きな装置と、太い高圧線が敷設されます。

 家庭用の代表的な商品に『スッキリポール』という物があります。化粧塗装されたデザイン性のある商品ですが、機能だけで言えばドブ浸けの鋼管ポールでも大差ありません。
 もちろん、コンクリート柱を使っても良いですが、建柱車を呼んで工事する費用は重いですし、鋼管柱ほどのしなやかさが無いので台風等で折損する恐れもあります。

パナソニック(Panasonic): 住宅用引込柱 (スッキリポール)

日本ネットワークサポート: 鋼管ポール(一般用)

内田鍛工: 配電線路装柱用品

ヨシモトポール: 引込柱(Zポール)

東神電気: ホームポール

テック大洋工業: 特注鋼管柱製造

朝日合金: 鋼管引込柱

日本コンクリート工業: 単柱




V2H

 V2Hとは"Vehicle to Home"の略称で、自動車から住宅への電力供給を指します。

 電気自動車は電池を搭載し、そのエネルギーで走行しますが、見方を変えると自走できる電池です。

 災害時の使用を強調している広告物が多いですが、いずれはどこかで電気を買って、持ち帰るという事にも使われるかもしれません。

 いま、電力価格は地域格差もなく、発電方式を選ぶ事もありませんが、環境意識の高い欧州では、化石燃料を使わない電力だけを買うという人も少なくありません。割高ではあるが、環境に優しい電力を選択的に購入しています。

 自家発電している職場で余った電力を譲り受けて家へ持ち帰るという事が常識になるかも知れません。
 ある調剤薬局さんが太陽光発電を導入しましたが、地産地消としているため売電はしてません。日曜日など休業日は発電機を休ませていますが、太陽光を受けたパネル自体は発電をしていますので、使わないのであれば従業員の車に充電させてあげても良いと思います。

 工事現場では仮設電源を引かず発電機も持ち込まず、PHEVで乗り付けて電力供給している事もあります。

 一般住宅にもV2Hの波が押し寄せるのが2030年頃かもしれませんが、住宅の寿命はそこから何十年もありますので、V2Hは想定すべき事項になってきています。

日産自動車: NISSAN LEAF 蓄電池利用

三菱自動車: ECLIPSE CROSS PHEV

デンソー(DENSO): V2H-充放電器

ニチコン(nichicon): EVパワー・ステーション

ゴウダ(GODA): V2Hソリューション

トヨタホーム: V2Hスタンド

エネルギア・ソリューション・アンド・サービス: あっと!電化パックV2H




気付き

 電気図面を見てもピンと来ない場合でも、電気図面を細かくチェックするサービスを使って『気づき』を与えられると、自らの意見を持てるという事が多くあります。

 何千円も支払って、何十人も人が満足して『★★★★★』を付けているサービスがありますので、そうした物を利用する価値はあると思います。

 『気づき』はとても重要です。

coconala: 工事前のお宅の電気配線図に『気づき』を書き足します




後悔しない家づくり

 施主様が後悔していなければ、施主様にとっての家づくりは成功だと思います。

 後悔するのは、事前に検討しなかったことに対する悔いが多く見られますので『あのときに知っていれば』とならないように事前に知識を蓄えて検討するべきだと思います。

 とはいえ、家づくりでは決定していく事が多いので、電気にだけ集中もできません。先述のcoconalaを使ったセカンドオピニオンサービスも活用すると良いと思います。

 インターネットの世界には情報がたくさんありますので、まずは自身にとって必要な情報とは何か、そこから考えて行くと良いと思います。