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停電対応に真空クーラーボックス | NES株式会社

 真夏、停電すると恐れられるのは熱中症です。その後、食中毒も懸念されます。どちらも、温度が関わっています。

 電化が進む先進国において、冷房や冷蔵庫の停止は生命危機にさらされる状況になります。

 過去の経験から、半日程度の停電は月に数回はどこかで起きているものと考えられます。

 台風などの到来により3日程度の停電も、毎年どこかで発生しています。

 3日間も冷蔵庫が使えなければ、すべてがダメになるのかというと、そうでもないかもしれません。

 今回、クーラーボックスに着目して調査しました。




夏の気温

 下図は真夏の外気温を示した物です。

 よく『今日の気温は35度』などと聞いて『暑いなぁ』と思う事がありますが、天気予報などで言われているのは百葉箱の中の気温です。

 実際、生活していて感じることになる温度は、それよりも10度は高くなることが我々の調査で明らかになっています。

 エアコンが使えなければ、家の中に居てもこのような状況になることは容易に想像がつきます。


 詳細は下記ページに掲載しております。

[Link] 避難所を想定した温度調査の公表




冷蔵庫挙動

 停電が発生すると冷蔵庫はただちにダメになるかというと、実は猶予期間があります。

 その猶予期間は冷凍庫の方が長いと言えます。

 冷蔵庫は12時間後には15度のラインを越えてしまい、室温へと近づきます。15度は食品にとって厳しい温度ですので、モノによっては廃棄すべき時間帯が24時間以内に来てしまいます。

 冷凍庫は6時間ほどで0度になってしまいますが、そこから徐々に解凍が始まるので、庫内は約0度で横ばいになります。冷凍食品の表面が溶け始めるので形は悪くなりますが、食品としての価値は損なわない可能性があります。

 下図を見て頂くと、冷蔵庫の方が先に救うべきであることが理解できると思います。


 詳細は下記ページに掲載しております。

[Link] 停電時の冷凍冷蔵庫の庫内温度調査の公表について




冷蔵庫の中身をクーラーボックスへ

 よく聞く話ですが、実際にクーラーボックスへ移して本当に良い結果が得られるのか疑問でした。

 以前、海辺でバーベキューをするからと大量の氷とキンキンに冷えたビールをクーラーボックスに入れて持っていきましたが、3時間くらいで氷は消えていました。開け閉めしたのも悪いとは思いますが、それにしても溶け過ぎだろうと思いました。

 サーモスの真空水筒は10年以上愛用していますが、あの原理ならクーラーボックスも強力になっているのではないかと思い調べた所、同様の技術を応用した商品が出ていました。

 真空保温技術は、幹細胞や精子・卵子などの凍結保存でも使われている信頼性の高い技術なので、費用もそれなりにかかりますが期待できると思います。




釣り具のダイワ・シマノ

 釣り具で有名なダイワやシマノで調べてみると、釣り用のクーラーボックスで真空技術を使った物がありました。

 直方体の6面すべてに真空を使っている物、熱をジワリと受け続ける底面だけ真空にしたもの、最大面積である全面・背面の2面だけの物、側面と底面の3面の物などがありました。

 シマノでは6面真空パネルを『PREMIUMシリーズ』、3面の物を『LIMITEDシリーズ』、1面は『BASISシリーズ』としてラインアップしています。BASISには発泡ウレタンのみで真空面ゼロも含まれています。全面が発泡ポリスチレンの商品は『LIGHTシリーズ』という名称で軽量がウリです。

 ダイワは保冷力での分類はなく、形状や機能での分類になっています。よくある形のクーラーボックス、車輪が付いたトランク型などそれぞれのシリーズに真空タイプもラインアップしています。

[Link] シマノ: クーラー断熱構造

[Link] シマノ: 製品一覧 フィクセルシリーズ




主な商品ラインアップ

6面真空

メーカー名称・型番容量定価・備考
ダイワプロバイザーHD EX (ZSS 2700EX)27L62,400円、極厚6面
ダイワプロバイザーHD EX (ZSS 2100EX)21L59,800円、極厚6面
ダイワプロバイザーHD EX (ZSS 1600EX) 16L53,500円、極厚6面
ダイワプロバイザーHD (ZSS 2700) 27L53,500円
ダイワプロバイザーHD (ZSS 2100X) 21L53,000円
ダイワプロバイザーHD (ZSS 1600X) 16L51,500円
ダイワライトトランクα (ZSS2400) 24L42,300円
ダイワライトトランクα (ZSS3200)32L46,500円
ダイワプロバイザートランクHD (ZSS3500)35L57,400円
ダイワDAIWA700 (ZS700) 7L31,500円
シマノフィクセル ウルトラプレミアム (NF-030U)30L63,500円 、極厚6面
シマノフィクセル ウルトラプレミアム (ZF-522R) 22L60,000円 、極厚6面
シマノフィクセル ウルトラプレミアム (ZF-517S) 17L55,000円 、極厚6面
シマノフィクセル プレミアム (ZF-022R) 22L47,500円
シマノフィクセル プレミアム (ZF-017R) 17L45,000円
シマノフィクセル プレミアム (ZF-012R) 12L38,000円
シマノスペーザ プレミアム 350 キャスター (NS-B35U)35L58,500円
シマノスペーザ プレミアム 250 キャスター (NS-B25U)25L52,500円

※.メーカー名には公式サイトのリンク、商品名にはAmazonサイトのリンクが張られています。


20リットルクラスで比較

 ダイワ・シマノの両社には21~22Lのクーラーボックスとして極厚6面真空と普通の6面真空があります。
 AmazonではNedfossという聞きなれないメーカーもあったので一緒に掲載しています。レビューでは冷えたという報告があり他社の半額程度ですので魅力的です。

 ざっと言うと極厚6面タイプの場合の保冷は4日以上、普通6面真空は2日以上と考えると良いと思います。

 自動車内で放置など過酷な環境下であれば時間は短縮されますが、屋内の日陰であれば条件は良い方になると思います。

 魚釣りに行くのか、部活動で使うのか、停電対策で使うのかで持続時間や使用環境が異なりますので、費用対効果も変わって来ると思います。




公称値で見る保冷力

 シマノの最高位はフィクセルウルトラプレミアムの30L、ダイワの最高位はプロバイザーHD EXの27リットルです。いずれも500mLのペットボトル1ケース(24本)が入る容量です。

 シマノの資料では外気温31℃で氷が110時間キープできるとしています。容量の20%(6L)の氷で4日半以上は氷が残る計算だそうです。

 ダイワの資料では"KEEP 120"という保冷力になっています。27Lの25%(6.75L)分の角氷を入れ、40℃の部屋に放置して氷がなくなるまでの時間が120時間という事です。




シミュレーション

 前述の数値から見れば、内容量の20~25%の氷を入れれば4日以上は氷が残る計算でした。

 氷をどれだけ入れるかが重要ですが、非常時なので『入れられるか』について考えなければなりません。

 一般家庭ではおそらく6リットル分の氷はストックしていないと思います。

 しかし、冷凍食品など凍った物を集めれば6リットルくらいはあると思います。

 熱交換の都合で言うと、固形物は芯が凍っていても表面が溶けてしまえば、表面は0℃を保てないので効率が悪いです。
 できれば液状の物を保冷剤として使う事が望ましいと思います。

 6リットル分の凍った物が用意できれば、残る20リットル余りの容量に冷蔵庫の中身を詰めれば3日くらいは大丈夫だと思います。

 ここで注意すべきは、冷蔵庫の中身は氷点下ではないことです。
 停電時、冷凍庫から出してきた物は0℃以下ですが、冷蔵庫から出してきた物は10℃前後ですので、温度差10℃です。温度差があるので熱を奪います。
 メーカーの実験結果はあくまで氷を使ったものなので、冷蔵品が混在して100時間以上キープされるものではありません。

 したがって、冷蔵庫の中身をクーラーボックスに移しても、4日以上冷えているというのは期待過剰だと思います。




半値でも高い能力の日本製
KRクールBOX-SV(R)

 市価でいうと2万円台からある関東冷熱工業の『KRクールBOX』シリーズは、その冷温維持性能に自信を持っています。

 例えばダイワの6面真空・21Lタイプは市価4.5万円程です(プロバイザーHD (ZSS 2100X) )。KRクールBOXの20Lタイプは最も安いタイプで2.2万円程、アルミボディで3.3万円程度です。

 冷え方については(たぶん)ダイワの発泡スチロールタイプと発泡ウレタンタイプのクーラーボックスと比較して、下図のとおり差が出ています。

(クリックすると詳細表示・メーカーサイトへ遷移)

 冷蔵庫の中がおよそ5~10℃ですので、だいたいそれを3日間維持できるデータです。

 ドライアイスにも対応しているという事で、業務用冷凍庫から出してきたアイスは」2日経っても溶けなそうです。

 業務用ゆえに修理部品が入手しやすく、修理対応もしてもらえそうです。

 ネット通販では一部、アズワンブランドで掲載されていますが、この製品は関東冷熱工業さんの物なので、おそらくアズワンカタログに掲載されているというだけの事だと思います。

 何でも安いイメージのAmazonが最安値では無さそうです。価格にはかなりバラツキがあるので、もしかするとネット通販より一般の物販業者から買った方が安いのかもしれません。
 電材卸や厨房機器専門といった業者に当たるのも良いかもしれません。

一体成形だからできる隙間の無い断熱構造で庫内温度を維持できる製品です。業務用の保冷庫に使われている技術なので、家庭での2~3日の保冷にも使えます。ガルバニウム鋼板は銀色のブリキとでも言いましょうか、そのような表面です。

一体成形だからできる隙間の無い断熱構造で庫内温度を維持できる製品です。業務用の保冷庫に使われている技術なので、家庭での2~3日の保冷にも使えます。ステンレスなので海水にも耐性が高いです。

一体成形だからできる隙間の無い断熱構造で庫内温度を維持できる製品です。業務用の保冷庫に使われている技術なので、家庭での2~3日の保冷にも使えます。アルミニウムなので重さ半減です。



KRクールBOX-SV(R)は真空断熱

 ダイワやシマノのクーラーボックスの項でもご紹介した真空断熱ですが、KRクールBOXシリーズにもラインアップされました。

 KRクールBOX-Sがすごいデータを出していましたが、真空断熱になるとさらに長時間の温度維持ができるようです。

 丸3日、72時間の冷蔵保存を本気で目指すなら真空タイプですかね。
 下図はメーカーサイトでご覧になれるデータです。
 冷蔵庫の代替として使うには十分な性能がありそうです。真空でないタイプでも2日ならOK、確実に3日を目指すなら真空という事になりそうです。

(クリックすると詳細表示・メーカーサイトへ遷移)

 私が経験した3日間の停電ですが、臨家は29時間で復電していたので、おそらくどこかのスーパーかコンビニへ行けば氷を手に入れられたかもしれません。

 もし、途中で氷を足す事ができるのであれば、真空でなくても良いかもしれません。

 氷の溶ける速度のデータもメーカーが出しています。
 ここまでの流れで言うと、おそらくダイワの6面真空タイプとの比較でも6時間くらい優るという事だと思います。

(クリックすると詳細表示・メーカーサイトへ遷移)

 真空タイプになるとネット通販では入手先が限られてしまいます。この記事を書いている時点ではAmazonでは取扱いなし、楽天とYahoo!では1軒だけが取り扱っています。
 額も大きくなるので、どこか業者さんに見積依頼をした方が良さそうです。私は厨房機器屋さんに聞いてみようと思っています。あてが無ければ、ネット通販でも良いと思います。

KRクールBOXシリーズの真空版です。ステンレスボディです。




平時の汎用性

 KRクールは業務用なので、車載など業務に徹するのであれば非常に良い商品だと思います。

 ただし、ハンドルやショルダーベルトが無いため持ち運びには多少の難がありそうです。

 停電対応としての備蓄専用ならば空での持ち運びだけ考えれば良いのですが、中身を入れてどこかへ運ぶのであれば相応の装備が必要だと思います。

 ダイワやシマノのクーラーボックスには共通してハンドル(把手)とショルダーベルト(肩ひも)が付いています。

 上蓋は両開きなので車内でも自由度が高いです。ダイワに限って言えば21Lと16Lタイプの上蓋には釣った魚を投入する口が付いています。

 庫内の水抜きはコックを開くだけでできます。 

 2021年8月の独自調査では両社の最高位・最大容量の機種の市場価格は下記のとおりです。
 ダイワの最高峰『プロバイザーHD EX(ZSS 2700EX)』はAmazonで42,703円楽天で44,500円Yahoo!ショッピングで43,240円フィッシングマックスで42,380円でした。
 シマノの最高峰『フィクセル ウルトラプレミアム (NF-030U)』はAmazonで46,920円楽天で44,588円Yahoo!も44,588円フィッシングマックスで44,000円でした。

メーカーダイワシマノ
名称
型式
プロバイザーHD EX
ZSS 2700EX
フィクセル ウルトラ プレミアム
NF-030U
内容量27L
500mLペット×24本
30L
500mLペット×24本
定価62,400円63,500円
市価A:42,703円
楽:44,500円
Y:43,240円
A:46,920円
楽:44,588円
Y:44,588円
上蓋 両開き 両開き
セフティロック
排水栓排水栓あり排水栓あり
外寸57.5×35×3458.3×35×35
内寸43×25×2544×25×26
自重6.9kg7.7kg
保冷40℃
角氷25%相当
120時間
31℃
氷20%相当
110時間
発売2019年5月2021年1月
パネル極厚6面真空極厚6面真空

ダイワの最高峰クーラーボックスです。容量は27L、自重は6.9kgです。極厚6面真空で4~5日の保冷力があります。

シマノの最高峰クーラーボックスです。容量は30L、自重は7.7kgです。極厚6面真空で4~5日の保冷力があります。


 ここにオプションで色々とアクセサリを付けることで利便性が高まります。
 例えば庫内に直接魚を入れたくない人のための『バッカン』は釣り具ならではのアクセサリです。

ダイワのクーラーボックスにちょうど収まるバッグinバッグのような『バッカン』です。純正品なのでロゴも入っています。ここに魚と氷を入れて釣果を保存すれば、クーラーボックス自体は汚れず、生臭さも残りにくくなります。

シマノの純正バッカンです。




実物で実験(したい)

 ここはやはり、実物で実験せねばと思っています。

 しかし、滅多に使う機会のないクーラーボックスに6万円をかけるには中々の決意が必要なので、少し様子観察します。

 釣り好きの人に、この商品を保有していないか聞いてみたいと思います。


実験方法(案)

 クーラーボックスメーカーの実験では容量の20~25%程度の角氷で庫内温度を測定しているようですので、踏襲します(案)。

 ダイワの最高峰であれば容量27L、20%ならば5.4L、25%ならば6.75Lです。
 シマノの最高峰であれば容量30L、20%ならば6L、25%ならば7.5Lです。

 調製しやすさからすると2Lのペットボトルを3本用意し、2kgずつ水を入れて冷凍させれば6L(6kg)の角氷に近い物ができると思います。

 凍らせるペットボトルとは別に、500mLのペットボトルに水を入れて冷蔵庫で冷やしておきます。

 実験開始時に用意するのは以下の物です。

  • クーラーボックス
  • 凍らせた2Lのペットボトル×3本
  • 冷やした500mLのペットボトル×1本
  • 電子温度計×3台
  • 新品電池(温度計用)

 温度計は3個用意します。
 1つはクーラーボックス内の庫内温度(空気)を測定するもの、1つはクーラーボックス内の水の温度を測定するもの、1つはクーラーボックスを置いた環境温度(空気)を測定するもの。
 水温測定用はプローブが必要である事を確認します。
 新品の乾電池で測定しないと、おそらく4~5日の連続測定になるので途中で切れてしまいます。

 クーラーボックスに冷凍・冷蔵したペットボトルを入れ、冷蔵したペットボトルは口を開けて温度計のプローブを挿入します。
 クーラーボックス内に温度計2台、クーラーボックスの外に1台置いて測定を開始します。
 ペットボトルには水滴が付着すると思いますので、庫内の温度計は両面テープで上蓋に貼るか、庫内に台を置いて水没させないようにします。

 数日測定しデータを回収します。
 概ね4日で氷は溶けるはずですが、庫内温度が室温より低く維持されている場合には室温に近づくまで実験を継続すると良いと思います。想像では、5℃を超えると一気に室温まで上がっていくのではないかと思っています。

 温度計は無線(Bluetooth)通信対応とし、温度を確認して実験を終了させることになります。




実験準備中

 記事を書いた8月20日時点ではクーラーボックスは手元にありませんでした。

 しかし、9月4日を迎えて、これは実験すべきだなという機運が高まりました。

 2018年9月4日13時半頃、私宅は停電しました。
 台風21号の影響で、そこから52時間の停電生活となりました。

 自然災害が原因でしたが、9月6日には北海道胆振東部地震が発生し、電力会社の建柱車や通信事業者の基地局車両が関西から東へと移動していく姿を高速道路などで見かけました。
 復旧が遅れた遠因ではないかと思っています。

 あの9月4日の出来事が再び起こる事を考えると、わが身だけでなく多くの人にも関わる事になるので、実験をしようと考えました。

 クーラーボックスは調達、あとは実験するだけです。
 いまはペットボトルを集めているので、準備ができ次第、実験したいと思います。

2021年9月7日追記




停電時の食品選抜

 もし3日間、蓋を開けなければ温度が保てるとすれば、何を入れるべきでしょうか。

 冷蔵庫の容量を300L前後とした場合、クーラーボックスに映せるのはせいぜい20L程。形状の問題もあるのでもっと少ないと思います。

 まず、冷蔵庫を開けずに中身を思い出し、仕分けします。
 すぐに食べてしまえる物、常温でも保存できそうな物、冷蔵保存を継続すべき物、諦めて廃棄する物に分けます。

すぐに食べる・食べられる

 非常時であっても空腹になります。
 先に示した通り冷凍庫は数日はキープできますので、冷蔵庫の中身から食べていきます。
 肉や魚などの生鮮食品は急いで食べます。少なくとも生のまま置いておかず、火を通して常温保存に切り替えます。
 牛乳や玉子などの日配品も積極的に消費します。ガスが使えるならお菓子作りをしても良いと思います。

常温保存可

 野菜や果物などは常温保存に切り替えます。
 真空パックされた漬物や総菜などで、スーパーでは常温でも販売されている物は未開封であれば常温保存可能です。
 調味料は、風味が変わってしまう可能性もありますが、常温が不可ではない物もあります。
 ビールやジュースはそのまま常温になっても問題ありません。ゼリーは比較的大丈夫ですが、ヨーグルトやプリンなどは長持ちしないので、冷蔵庫から出したならばその日に食べてしまいましょう。
 目薬などを冷蔵庫に入れている方も多いようですが、それらも常温保存可能な物がほとんどです。

冷蔵保存継続

 バターなどは常温になると分離してしまうのでクーラーボックスに保存します。
 味噌やジャムなども常温は好ましくありません。値段と残量から、諦めるべきか判断します。
 玉子や乳製品も、スペースが許せばクーラーボックスへ移します。
 生魚など傷みやすい物はお勧めしません。

廃棄

 どれにも当てはまらなかったものは廃棄せざるを得ません。非常時なので仕方ないですが、残念です。
 無理して食中毒にでもなると、非常時には受診機会が平時より悪化していますので、すぐに診てもらえない可能性があります。




おわりに

 2018年9月4日の台風21号では関西や中部では3日以上の停電を経験しました。あれから3年、まだまだ暑い秋に停電した場合をどうやり過ごすのか、再考してみました。

 小容量で6万円のクーラーボックスを買って備えるべきか、10万円の発電機を買って冷蔵庫を生かし続けるべきか、そのあたりも総合的に考える必要があるなと思いました。