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大阪北部地震から5年 | NES’s blog

 2018年(平成30年)6月18日7時58分39秒に大阪北部を震源とする地震が発生しました。北摂地域を中心に被害のもたらしたこの『大阪北部地震』から今日で5年が経ちました。


 弊社が立地するエリアでも震度5でしたが、震源に近くなると被害が大きくなっていました。

 下図は発災から1時間半後の大阪府箕面市役所前です。停電により信号が消えていますが、この時点では警察官が出て交通整理が行われていました。

2018年6月18日
大阪北部地震
大阪府箕面市役所


 この地震では、人的被害が少なかったため、亡くなったお一人の話題をワイドショーで繰り返し流したことで、社会の関心は集まったのですが、情報の偏りによる課題が浮き彫りになりました。

 報道のあったエリアには物資が集まったのですが、それ以外の都市に物資が届かないという現象を目の当たりにしました。

 1995年の阪神淡路大震災でも『マスコミ災害』と言われるものが発生していました。どこかの小学校で水が無いと報道されればそこだけ大量の水が届くといったことがありました。


 この日は帰宅難民も多量に発生したので、それも教訓として残ったと思います。

 発災が朝8時頃でしたので、すでに通勤・通学中であった人が多かった一方で、まだ自宅に居たにも関わらず出勤しようと努力した人も居ました。
 今でこそテレワークが普及しましたが、2018年は出勤することを美学とするような風潮もあったため、何をしてでも出勤しようと行動した人が多かったようです。
 これにより、夕方に帰宅難民が多量に発生してしまいました。

 弊社のBCPコンサルにおいて、この地震の経験も役立っています。