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令和3年度の医工連携予算(推測) | NES株式会社

 本日、財務省のウェブサイトには『令和3年度予算及び財政投融資計画の説明』という資料が掲載されました。

 この日、第204国会では麻生財務大臣が財政演説の中で『国民の命と生活を守るため』『将来を切り拓くため』などの言葉とともに予算の方向性が示されました。

 その背景には2020年12月8日に閣議決定された『国民の命と暮らしを守る安心と希望のための総合経済対策』があります。




経済産業省の予算案

概算要求

 経済産業省の令和3年度概算要求などは2020年9月30日に公開された資料に詳しく掲載されています。

 一般会計4,399億円、エネルギー対策特別会計8,365億円、特許特別会計1,571億円の合計1兆4,335億円が要求されました。

【参考】経済産業省:令和3年度経済産業政策の重点、概算要求・税制改正要望について



重点3分野

 資料を見る限りでは『デジタル』『グリーン』『健康・医療』の3分野が重点課題となっているようです。

 それに並行して分野横断的な課題として『中小企業・地域』『レジリエンス』『人材・イノベーション』が掲げられています。

 『医療とグリーン』はあまり直結する感じはしませんが『医療とデジタル』『中小企業支援と医療産業』『医療サプライチェーンのレジリエンス』など、医療を中心に色々な組み合わせができそうです。



ヘルスケアで316億円(前年224億円)

 『国民の命を守る物資の確保』として235億円、『予防・健康づくりの実現』として81億円が要求されています。




医工連携予算

国民の命を守る物資の確保

 人工呼吸器等の高度な医療機器や、先端的な介護福祉用具を、異業種を含めて国内で開発できる体制を構築するとともに、中小企業が有するモノづくり技術を活用した医療機器開発・事業化支援等を通じた医療機器産業の強靭化を図る予算です。

医療機器等開発体制強靭化促進事業
8.0億円(新規)

先進的医療機器・システム等技術開発事業
57.4億円(前年38.9億円)

医工連携イノベーション推進事業
25.0億円(前年21.4億円)

ヘルスケア産業国際展開推進事業
8.3億円(5.2億円)



予防・健康づくりの実現

  健康情報等に基づく医学的根拠・裏付けを活用した評価指標・手法を確立し、優れた製品・サービスの創出を促進します。

 経営者や従業員、投資家等が評価できる仕組みづくりを通じて、健康経営の見える化と健康投資を促進します。

ヘルスケアサービス社会実装事業
13.9億円(前年5.2億円)

認知症等対策官民イノベーション実証基盤整備事業
9.5億円(前年7.0億円)

先進的医療機器・システム等技術開発事業
57.4億円(38.9億円)※.再掲




医工連携イノベーション推進事業の拡大

3.6億円増

 概算要求の段階ではありますが、前年度より3.6億円も多く要求されています。

 要求するからには、何らかの事業を想定しています。



強靭化599億円

 サプライチェーンの強靭化などに599億円の予算があります。

 停電復旧や5Gなどもありますが、医療機器にも8億円がつけらえています。

 この強靭化の視点での医工連携が、令和3年度の新たなトレンドになると見ています。