2026年6月末、2つの台風が同時に日本列島に近づく可能性が高まりました。
ネットのポータルサイトなどではニュースとして『ダブル台風』が散見されました。テレビの短いニュースの時間でも話題に取り上げていたので、危機感を持つべき台風の可能性があります。
まだ遠い
今日(2026年6月24日)の時点では、台風は予報の域を超えておらず、沖縄県にも上陸していません。
キキクルの画面上でも洪水、浸水、大雨などの危険信号は出ていませんでした。
数日先
最初の山は24日~25日、九州で大雨に警戒する必要がありそうです。
鹿児島市や長崎市の予報を見ると、1時間あたり5~10mm程度の降水量を予想していますが、それがやむことなく数日続く可能性もあります。
風が強い時間帯では風速5m/s程度、場所や風向きによっては電車が運休になる強さです。
26日には台風7号が沖縄本島に近づきます。台風8号は上陸はせず日本の南の海上にあるようです。
27日には台風7号が九州上陸、台風8号は上陸はせず日本の東の海上にあるようです。
干渉し合う
台風や熱帯低気圧が接近したとき、互いに干渉して通常とは異なる進路をとる場合があります。
このように干渉する現象を『藤原効果』『藤原の効果』などと呼びます。藤原の効果は6つに分類されています。
- 相寄り型
- 弱い台風が、強い台風に吸収される。
- 一方の台風が極めて弱い場合、弱い台風が強い台風にまきこまれ急速に衰弱し、一つに融合する。
- 指向型
- 片方の台風が、もう片方の台風の周りをぐるぐる回るように動く。
- 一方の台風の循環流が(環境場の)指向流と重なって、他方の台風の動きを支配し、自らは衰弱する。
- 追従型
- 片方の台風が移動した後ろを、もう片方の台風が追いかけていく。
- 東西二つの台風のうち、まず一方の台風が先行し、その後を同じような経路を通って、他方の台風が追従する。
- 時間待ち型
- 片方の台風が北上し、その台風が過ぎ去った後にもう片方が動き出す。
- 東西二つの台風のうち、発達しながら北西進している東側の台風が、北に位置するのを待って、西側の台風も北上する。
- 同行型
- 両方の台風が並んで移動していく。
- 二つの台風が並列して同じ方向に進む。
- 離反型
- 東の台風が加速して北東へ移動し、西側の台風は減速しながら西へ移動する。
- 二つの台風が同じくらいの強さの場合に起き、一方は加速し北東へ、一方は減速し西へ進む。
【参考】徳島県阿南市:藤原の効果, 広報あなん2013年12月号
【参考】下川信也, 他: 藤原効果:T0917 と T0918 の相互作用, 防災科学技術研究所主要災害調査, 45
計画的に休む
まだ運休が決まった訳ではありませんが、バスや鉄道は運休する恐れがあります。
鹿児島本線では24日の時点で運転見合わせ(川内~伊集院)や遅延(伊集院~鹿児島中央)が発生しています。
計画運休が無くても、運休の恐れがあるならば帰宅困難者にならないように、出勤や登校を控えるという検討をすると良いと思います。

停電の恐れ
昨日(23日)の15時時点で台風の最大風速は50m/s、最大瞬間風速は70m/sです。

この風速を時速換算すると50m/sは180km/hr、70m/sは252km/hrです。新幹線がホームを通過するときに物凄い音と風圧を感じることがありますが、そのような強さ・怖さの風速です。
2018年の台風21号では、風速50m/sを超える風が関西地方の広域で吹き荒れ、関西電力管内だけでも千本近い電柱が折れるか倒れるかしました。

この台風では300万戸超の停電、3日後でも数十万戸の停電が続きました。
その時、コンビニもスーパーもドラッグストアも、休業しているか、商品がないか、いずれにしても調達できる状態ではありませんでした。


停電対策
停電対策の常套手段は代替電源です。
2018年の時点では、蓄電池は高価なもので、容量も大きくなかったので、家庭での対応は発電機一択と言っても良い状況でした。


900W程度の出力の発電機1台でも、52時間の停電期間中を快適に過ごすことができました。
いまは『ポタ電』などと略称で呼ばれるくらい身近になった蓄電池を単体、または発電機併用で停電に備える家庭が増えています。
筆者宅も発電機と蓄電池の併用で備えています。
停電対策の機種
どの機種を買えばよいのか、どれを持っているのか、よくお問い合わせいただきます。
まず、HONDAのエネポは10年以上前から保有している機種です。カセットガスボンベ2本で1.1時間動作します。
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ホンダ(Honda)発電機 エネポ EU9iGB 900VA
全長(mm):365全高(mm):524全幅(mm):262 定格交流出力50/60Hz:100V-0.9kVA 騒音(dB):79〜84 連続運転時間(h)(1/4負荷〜定格負荷):2.2〜1.1 周波数切替スイッチ付 オイル警告装置付 エコスロットル付 |
数年前に追加調達したのがEENOURの発電機です。前述のエネポの2倍の出力がありますが、その分、燃料も多く消費します。
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EENOUR カセットボンベ・ガソリン両用 インバーター発電機 GS2200iD-B 定格出力1.8kVA
カセットボンベ(液化ブタン)250gボンベ×3本(最大9本まで増設可) 無鉛レギュラーガソリン 3.4L 定格出力 1.8kVA(ガソリン)/1.7kVA(カセットボンベ) 最大出力 2.0kVA(ガソリン)/1.9kVA(カセットボンベ) ACコンセント 100V(2口) 50/60Hz切替 USBポート 5V 1A(1口)/5V 2.1A(1口) シガーソケット DC12V 4A 114cc空冷4ストロークOHVエンジン 連続運転 48分~90分(定格負荷~1/4負荷) 525×282×440mm、乾燥重量 20kg |
蓄電池はいくつかありますが、停電対策としてメインで使うのはEENOURの2000Wh級の蓄電池です。
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EENOUR ポータブル電源 P2001PLUS
蓄電容量2048Wh/640,000mAh (51.2V 40,000mAh) リン酸鉄リチウム電池(LiFePO4) 定格出力(交流) 2400W ACコンセント 100V(4口) 50/60Hz切替 USB-A(2口) 5V・3A/9V・2A/12V・1.5A 18W QC3.0 USB-C(2口) 5V・3A/9V・2A/12V・1.5A/15V・1A/20V・1A PD20W USB-C(1口) 5V・3A/9V・2A/12V・3A/15V・3A/20V・2.25A PD45W USB-C(1口) 5V・3A/9V・2A/12V・3A/15V・3A/20V・5A PD100W DC12V(DC5521) 3A 36W DC12V(シガーソケット) 10A 120W 外寸399×286×320mm、重量 22kg |
いずれの予備電源も、正弦波交流を出力する、電源品質の良い商品群です。
台風そのものへの備え
まず、家の外側を見て回りましょう。
庭やベランダの植木鉢は片付けてしまうか、飛ばされないように、倒れないように縛ります。
その他、飛んでいきそうなものは片付けます。
一軒家の場合、物置自体が飛ばされないか確認します。アンカーを打っていない、ブロックの上に置いただけの場合はロープで縛っておくと良いでしょう。
葦簀や簾、日よけなどは外してしまいます。
雨戸やシャッターが閉まることを確認、そのまま閉めきりでも良いと思います。
掃き出し窓など1枚のガラスが大きい窓は、飛散防止のためにガラスに養生テープを貼るか、外側にベニヤ板を貼っておきます。
籠城への備え
食事の支度をします。
とりあえず、レトルトカレーなどを家族人数×5個くらい買っておけば、しばらく問題ないと思います。飽きないように種類は豊富な方が良いです。
炊飯器に、白米を炊きます。これは、台風が近づいてからです。停電するかもしれない時間の2時間前には炊いておくと、2~3食先までの白米を確保できます。
お風呂の浴槽に、目一杯まで水を張ります。
浴槽の水は、断水時のトイレ排水にも使うので、バケツが要ります。無ければ、今のうちに買っておきます。
常温で置いてある保冷剤、ぜんぶ冷凍庫に入れてしまいます。冷凍庫はギュウギュウに詰まっていた方が長い時間、低温を保てます。停電中、保冷剤を冷蔵庫に移せば、冷蔵庫の温度を保てます。


アプリ
地域の防災情報が手に入るアプリを入れておきます。
電力会社の停電アプリ、鉄道会社の運行情報はYahoo!路線アプリ、自治体の速報はLINE友達登録など、自宅に合わせて準備します。
おわりに
台風が来ないで、空振りに終わったら、それは訓練として甘受しましょう。
先日の小学校の火災ではないですが『どうせ誤報』『関係ない』という慢心が、思わぬ被害をもたらします。
普段、防災意識が高まらない人も、危機が迫っていると思えば動けるのではないかと思いますので、チャレンジしましょう。
筆者は今日、ドンキホーテ、スーパー玉出、業務スーパーを巡って、パック御飯やレトルト食品などを揃える予定です。












