医工連携事業化推進 | NES株式会社

 私たちが医工連携に携わり始めた2009年は暗中模索という感が否めない時代でした。その後の薬事法改正やAMED発足など取り巻く環境は変化し、プレイヤーも増えました。

 玉石混淆とも言われるいま、弊社が『玉』として推せる2本柱は調査と事業化支援です。
 独自に進化した調査サービスは弊社ネットワークを活かし、臨床経験や事業化経験などで培ったノウハウで適時適切な調査結果を出しており、大変ご高評いただいております。リピーター様が多いサービスです。

 医工連携に関わった事があるレベルではなく、専従してきたからこそ濃厚な経験を積んでまいりました弊社の、強く推せるサービスをぜひご利用ください。

商品化志向

 私たちの推す医工連携は事業化・商品化です。

 私たちは『まず現場』です。

 次に『値ごろ感』『費用負担者』を大切にします。
 せっかくの解決策も手が出せなければ、現場の役に立ちません。売れなければ事業として続きません。

 いつでも手に入る解決策を提供する『マーケットイン型医工連携』を実践している企業です。

医工連携



課題解決型事業化推進

 私たちは独自の医工連携スキームを展開しています。

 市場性が無ければ事業化できないと考えれば、市場があるところを攻めるのが普通です。

 医工連携における市場は医療側が握っています。
 医療従事者らの不平不満、愚痴、苦手などから課題を発掘し、解決策を創出します。

 関係者が共感する課題であり、その解決策が優れていれば売り込まなくても売れる、という考えに沿ったニーズ志向、マーケットイン型は、課題発掘の手間を惜しまなければ売り方を心配する必要がありません。




課題の深掘り

 課題を見つけ出し、その課題をどれだけの人が共感し、どの程度の対価を支払う価値があるのか、これを知る事が投資判断にもつながります。

 この課題について、医療の素人である企業が判断することは難しい場合があります。
 1人の医師が絶対必要だと言っているとしても、他の何十万人もの医師が同じかどうか、その判断ができないのであれば調査を依頼すべきです。

 弊社では過去に、痛い思いをしています。
 ある先生のご意見に基づいて試作された製品について、専門が近い5人の医師にインタビューしたところ、5人共が否定的な意見を返しました。
 既存の製品でもある程度は対応できること、それを使う患者の身体状況や体力から考えて利用シーンが想像しづらいこと、使い方を誤れば生命に関わる問題を生じ得ることなど、具体的な指摘があり、かつ、重複する意見も多く見られました。
 ご依頼元にとっては大変不満な結果ではありますが、現実としてそのようなご意見が返されることもあります。

 上市後に失敗に気づくよりも、先行して調査することをAMEDもお勧めしております。

【参考】AMED: 医療機器の研究開発マネジメントにおけるチェックポイント/ステージゲート



分析

 単に調査してお返しするだけの形式的なことであれば、インターネット上のアンケート調査でも結果を得られるかもしれません。

 弊社では、現場に近づき、現場の生々しさから得られる所感を通じ、それを裏付けるデータを探してレポートにまとめる努力をしています。

ファイブフォース分析(Five Forces Analysis)とは




プロトタイピング

 調査サービスと事業化支援サービスにオーバーラップする位置にあるプロトタイピングは、弊社のユニークなサービスです。

 ゴールは何か、真のニーズを捉えているか、コンセプトは正しいのか、PDCAの繰り返しになります。

 医療界と産業界、大きく異なる業界間連携、両者に共通の理解が持てなければ議論する価値が損なわれます。

 私たちは、異なる専門間の境界を埋めるゲートキーパーの重要性を鑑み、価値ある課題解決策の創造に並走しています。

 その手段の1つとして、プロトタイピングを実施しています。

 弊社のプロトタイピングについて、雑誌の特集『医工連携を実践するために必要なこと』の中で『ものづくり企業を知ることの重要性』というテーマを頂戴して執筆させて頂きました。

[Link] 学研メディカル秀潤社:Clinical Engineering Vol.31 No.5




資金獲得

 当社では、医工連携に関する競争的資金の獲得をお手伝いするサービスを実施し、実際に獲得に至ったケースもあります。

 大きな事業では、AMEDの医工連携イノベーション推進事業というもので、初年度6,000万円助成、最大3年度継続できるので1億8,000万円、ただし2年度目以降で治験がある場合は最大1億1,500万円の助成が受けられるので、治験が行われれば3億円に近い助成を受けられる事業です。




困りごと相談

 医工連携を進める上で、様々な困りごとが出てくると思います。

 自身の力で、または社内のリソースで解決できる問題も多いと思いますが、異業種連携ゆえの課題や、医科ならではの課題にぶつかる事もあると思います。

 問題は放置していても何の解決策にもならず、むしろ傷口を広げてしまう可能性もあります。

 早めの対処に、私たちが駆け付けます。


ご契約形態(案)

パートナーシップ

 貴社・貴院のパートナーになります。
 開発パートナー、事業パートナー、様々な形でパートナーになります。

アドバイザー

 私たちには医療系ノウハウ、産業系ノウハウ、そして医工連携ノウハウがあります。
 貴社のヘルスケア・医療事業のアドバイザーになります。

イノベーション

 私たちが開発の中核に入り、ニーズ発掘やソリューション提案など付加価値の高い情報を持ち込みます。
 学会活動やプロモーションなど自ら広告塔となって活動することもございます。