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データベース構築と新サイト立ち上げ | NES


Press release

2つのデータベースと2つのウェブサイトの構築のお知らせ

 当社では新たに2つのデータベースを構築し、そのデータ利用のためのウェブサイトを立ち上げました。

 大きな震災や水害をいくつも経験しているわが国では、自治体が独自に『地域防災計画』を策定しています。自治体ホームページを閲覧することで個々に調べる事はできますが、全自治体を一覧する物は総務省消防庁の都道府県別の物はあるものの市町村単位まで網羅した物は見当たりません。

 そこで今回、当社では全自治体のホームページから地域防災計画のリンクを探し、1つのデータベースにまとめました。

 もう1つのデータベースは医療機器の出荷量を推定するデータベースです。医療機器には承認/認証の手続きがあり、リコール対象となった場合はPMDA(医薬品医療機器総合機構)より回収/改修情報として公表されます。当社では、この回収/改修情報より導き出した推定出荷量をデータベースにまとめました。

 データベースは二次利用されることで価値が高まると考え、クラウド上のデータベースサーバに保管し、それを閲覧できるウェブサイトを新たに立ち上げました。
ウェブサイトの1つ『saigai.me』は地域防災計画のデータベースの閲覧ができるほか、当社で集めている災害関連の情報を掲載します。

 他方のウェブサイト『mekiki.me』は医療機器関連のデータベースの閲覧ができるほか、医療やヘルスケアに関わる情報を掲載します。

 2022の新たな取り組みとして、当社では独自の情報発信に努めてまいります。


プレスリリース: 2つのデータベースと2つのウェブサイトの構築のお知らせ(NES株式会社)


2022年1月4日
NES株式会社


お問い合わせ

  本件に関するお問い合わせはこちらからお願い致します。




saigai.me

Website

 『saigai.me』は災害に関する情報発信を目的にNES株式会社が費用負担し、運営します。

 当社公式サイトと異なるドメインに構築することで閲覧者には一定の指向性を持たせ、災害に関する情報をなるべく早く見つけてもらう、災害以外の情報にはなるべく触れずに閲覧できるようにと考えております。

 また、会社公式ではない担当者の私見も述べやすいようにと考えており、今後は幅広い分野からコラムなどのご寄稿を頂きたい考えです。


Database

 災害対策に資するデータベースとして最初に、地域防災計画の47都道府県と全市町村を調査した結果を掲載します。

 元となるデータが無いため、2千件以上のウェブサイトを閲覧し、手作業でデータベースを構築しました。

 掲載内容は地域防災計画URL、自治体ウェブサイトURL、ハザードマップURL、令和2年国勢調査における人口です。これらが横並びになったデータは他に無いと考えております。

【参考】総務省消防庁: 地域防災計画データベース




mekiki.me

Website

 『mekiki.me』は医療機器に関する情報を中心に、医療・ヘルスケアの全般的な機器開発やサービス創出についての情報発信を目的とします。費用負担や運営はNES株式会社が担います。

 『mekiki.me』には『ME機器』(エムイーきき)の意味と『目利き』(めきき)の2つの意味を込めています。

 当社の中核事業である医工連携事業化推進コンサルティングは、臨床工学技士としての医療機器ユーザーや院内マネジャーとしての経験が礎となっています。
 医療機器を知る事が医工連携には重要である事を肌身を持って知る立場から、医療機器の情報を調べやすいサイトが必要であると考えました。

 また、医療機器に限らずヘルスケアサービスなど医療周辺を含めた開発や事業化はやみくもにはできず、情報を精査できる目利き役が必要であることも経験的に知っていました。
 目利き役の適任者の中には、看護師や臨床工学技士のような現場経験者が少なからず居ます。企業による開発に彼ら医療界の人材を巻き込めるよう、目利き役の集まるサイトの構築に尽力して参りたいという意気込みをドメイン名で表現しました。


Database

 医療機器に関するデータはネット上に溢れていますが、データベースとしてまとめられた物は僅かです。

 体温計や血圧計などを除けば、医師や看護師ら医療従事者以外はほとんどの医療機器のユーザーになれません。
 メーカーの人でもユーザーになれません。

 それだけ縁遠い医療機器でありながら、医療機器を知る機会が少なく、中には知ったかぶりで指導役を名乗る人も現れますが、知ったかぶりであることも見抜けない可能性があります。

 公知の情報があっても知られない要因の1つに『見やすさ』があると考えます。見やすければ、医工連携に参画する非医療従事者にも情報が伝わると考えました。

 標準化やシームレスを意識し、原則的に構成老僧でょうが薬機法で公称する一般的名称を用いています。




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