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隠蔽配線でコンセント増設 | NES株式会社

キレイなカベに、キレイにコンセント

 今日のお仕事は、既存住宅において、壁に配線を露出させることなく、あたかも最初からコンセントがあったかのように、隠ぺい配線でコンセントを増設する仕事です。




設置場所は廊下、近くにトイレと食品庫

 今回の施工場所は廊下にある収納庫の下段、ネコのトイレを置くために開放になっている部分にコンセントを増設します。

 場所は階段下ではありません。しっかり天井まで収納があります。
 床は大判タイル、廊下の壁は、施工位置は石膏ボードにビニルクロスですが、その近くまでエコカラットです。




食品庫からアプローチ

 今回の工事は、事前の現場調査の段階で食品庫からアプローチしようと決めていました。

 トイレは手洗水栓があるボウルの下部収納にコンセントがあり、この収納は化粧板仕上げなので穴あけが容易でないですし、壁内の様子を覗うのも容易ではありません。
 すなわち、隠蔽配線が難しいのです。

 それに比べると食品庫はビニルクロス貼り、作業するに十分な広さ、目的地とは同じ壁を共有している部分があるといった事で作業がしやすいことが既知でした。

 難点は、階段下であるという事です。




天井開孔

 まずは天井に一発、125mmで開孔しました。

 ここから全体を見渡し、作業方法を決定していくことにします。




八方ふさがり!?

 天井裏を見て少し冷や汗が出ました。

 ドリルを使わないと通線できないような壁に囲まれている感じでした。

 125mmの穴から充電ドリルを入れて作業するという事はできなくはないのですが、ここは階段下なので傾斜天井のため、道具を置いておくことができません。
 気が緩んで置いてしまえば、滑って下まで行ってしまいます。

 画像ではわからないので、手を突っ込んで探索すると、感触として石膏ボードの表面が何か所かあることがわかりました。

 感覚的に言うと、食品庫内に見えている壁の位置より少し手前のような感じもしますが、線を通したい壁に近いので、ここから攻める事にしました。




電源側開通

 まずは電源が確保されないと、コンセントがあっても意味がありません。

 その重要な電源確保の作業が早々に完了しました。

 天井裏から壁に配線、壁の高い位置に仮にコンセントを設置して経由地とし、その下にはスイッチ、そこを経由して足元にある既存コンセントまでVVFケーブルを開通させました。

 これで電源が壁から天井裏まで来ていることになります。

 ここは触る必要がなくなったので配線器具を設置して掃除を済ませてしまいます。




負荷側も開通

 食品庫の天井裏から、目的としていた壁へ配線ができ、負荷側も開通しました。




仕上げ

 最後の仕上げは配線器具の設置と掃除です。

 天井は125mmのダウンライトを設置します。
 配線の都合上、2か所となりましたが、これは計画どおりです。2台用意していました。

 配線器具・照明器具ともにすべてPanasonic製品です。松下電工時代から多用しています。




完成・引き渡し

 コンセントの使われ方はこんな感じです。

 お猫様用の電動式自動トイレ(Petree)の電源でした。

 一緒にオゾン発生装置(Air Success)も設置されています。

 消費電力測定をさせて頂きましたところ、自動トイレは平均で6Wくらいでした。1回の動作が2分程度、このコンセントで十分に供給できます。


 食品庫側の仕上がりはこのような感じです。

 工事前は照明器具が無く、入口に人が立つと暗い感じになっていましたが、中から電球色の照明が当たるようになったので雰囲気が一変しました。




同じものを買いたい

 こちらからお譲りする事もできますが、だいたいの物はネット通販でも売っていますので、DIYでという方々のためにリンクをご用意しておきます。


器具類

ネコが入った後、出て行ってから30秒経つと自動で掃除してくれるロボトイレです。細かい猫砂と、固まった排泄物をふるいにかけて分離するフィルトレーション機能で、庫内を清潔に保ちます。私宅ではこの機種を買いました。
耳を澄まさないと音は聞こえません。ファンやモーターが無いので省エネ、軽量。どこでも使えます。USBモバイル電源をつないで、鉄製のゴミ箱に取り付けて使ったりもしています。居室の入口に設置して不在時は部屋全体の消臭、出入りが多いときはニオイの往来を阻止する目的で使ったりしています。

道具

 壁や天井に押し当てて、強く押し込むと針が飛び出して下地に当たれば止まる、何もなければ貫通するという器具です。何十年も前からあるシンプルな商品です。針の交換もできるので、たぶん手元にあるワンプッシュ本体は20年以上前に買った物ですが、針を交換しながら使い続けています。
 石膏ボードを切るのに適している引廻しノコギリです。今回の作業では壁や天井にたくさん穴を開けましたが、廻し引きがなければスムースには進みませんでした。
 ステンレスワイヤーをツイストした通線用のワイヤです。かなり便利です。

材料

 壁に開けた穴に、スイッチやコンセントを固定するための金具です。
片切スイッチのセットです。これだけで本体、カバー、枠などが揃います。
埋込ダブルコンセントのセットです。
標準的なVVFケーブルです。50m巻や100m巻があります。
開孔125mmのダウンライトです。明るさや色温度などに種類があるので、お好きな物を選ぶと良いと思います。
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逆富士型蛍光灯のLED化(改造) | NES株式会社

 昭和40年代に設置された照明器具ですが、少し前まで現役で使えていたそうです。
 しかし45年以上経った器具はさずがに劣化し、点灯しなくなったという事で、交換工事の依頼がありました。



非常灯と蛍光灯

 ビルの一室に設置された器具ですが、非常灯内蔵型の逆富士(V2)蛍光灯のため、非常灯を残しつつLED照明を設置するとなると、手間を掛けて主照明と非常灯を別々に設置するか、非常灯内蔵の照明器具を買うか、この2択になります。



器具を改造してLED化

 もう1つの選択肢として、器具の筐体はそのままに、中身だけ変える方法があります。

 昔なら中にある安定期を交換するという工事が行われていました。私も、公共施設を中心に何十台交換したかわかりません。

 今の時代はLEDに改造です。

 今回は非常用照明器具の機能はそのまま触らず、40W直管2本の蛍光灯部分をLED照明に改造しました。



物品調達

 まずは作業前に器具を調達します。

 今回は施主様からの支給品となりますが、Amazon調達品です。
 昨年12月、私も買ってみた商品です。

 『共同照明』さんというメーカー(ブランド)のLED直管です。

 筐体はガラスではなくプラスチックなので、蛍光灯より取扱上の安全性は高いです。

定格寿命40,000時間、40W蛍光管相当の大きさ、両側直結型のLEDランプです。ランプですが、中に電子回路が内蔵されているので器具でもあります。両側に電圧を掛けると点灯します。


施工

 まず壁スイッチをオフにします。
 ただし、非常照明の電源には常時100Vが印加されているので油断はできません。

 蛍光管を取り外します。
 長い方の40W直管はもう使いません。他に使える器具が無ければこの直管は捨ててしまっても構いません。
 短い方の非常灯は使うので、取っておきます。

 既存蛍光灯器具の下面カバーを外します。だいたい2~4個のネジを外す事になると思います。今回は4個でした。

 カバーを外したら電線を追います。
 電源線は3本あります。1本は照明の電源線、1本は非常灯の電池に入る非常灯電源線、1本は接地線で照明と非常灯に共通します。
 今回は非常照明は触らないので、照明の配線を見つけ出します。

 蛍光管の両端の端子部が嵌る電極から出ている線を、LED照明の電源供給線とします。
 既存の照明用安定期から電線を切断します。端子部の片端には電源線、他端には接地線を接続します。

 これで、天井裏から来ている配線が、蛍光管の端子部に直結された状態になります。

 カバーを元に戻し、真ん中には非常灯用の蛍光灯を元通りに、両側には新たに調達したLED直管を取り付けます。



点灯

 壁のスイッチをOnにして、転倒を確認します。

 明るくなりました。




ついでに、増設

 今回のリニューアルLED化工事では、この場所を文化教室として使いたいという要望があり、照明器具の増設工事も同時進行しました。

 先ほどLED化した照明器具から電源を取り出し、モールで配線して照明を足しました。

 使用した器具はAmazonで購入した商品です。
 ランプの良し悪しはあるかもしれませんが、灯具自体は設置してしまえばメーカー間の差がわからないような商品です。

 今回は築45年以上の建物でしたので、他の器具が終売品であり、連結するような位置でも無かったのでメーカー不問で探しました。

 器具自体は施主様支給品です。
 当方でも同じものを購入し、テスト済でした。

定格寿命40,000時間、40W×2灯式の蛍光管照明器具と同等の大きさのLED照明です。ランプが附属して1台4~5千円です。


点灯

 点きました。当然ですが。

 画像の左側が元々あった非常灯兼用照明器具をLED化した物、右手前が新設したAmazonで購入のLED照明器具、右奥が45年以上前からある40W直管蛍光灯です。



喜んでいただけました

 今回、施工させて頂いた現場は大阪市北区にある雑居ビルの一室です。

 ご依頼主様には、大変喜んで頂けました。

 『見違えるように明るくなった』という事でした。

 文化教室には80歳以上の方も通われているという事で、明るさには気を遣うそうですが、今回のLED化と増設で、その満足に至ったようです。


 12月の現場調査の際には、帰りに家族の人数分の手土産を貰いました。
 いちご大福のパッケージがクリスマス仕様になっていました。

 1月の施工時にも、エコバッグにいっぱいの手土産を貰いました。

 病院勤務時代には、患者さんから差し出された物は一切受け取らないという鉄則がありましたが、建築職人のお仕事なので、ありがたく頂戴しました。

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BLOG 医工連携

令和3年度の医工連携予算(推測) | NES株式会社

 本日、財務省のウェブサイトには『令和3年度予算及び財政投融資計画の説明』という資料が掲載されました。

 この日、第204国会では麻生財務大臣が財政演説の中で『国民の命と生活を守るため』『将来を切り拓くため』などの言葉とともに予算の方向性が示されました。

 その背景には2020年12月8日に閣議決定された『国民の命と暮らしを守る安心と希望のための総合経済対策』があります。




経済産業省の予算案

概算要求

 経済産業省の令和3年度概算要求などは2020年9月30日に公開された資料に詳しく掲載されています。

 一般会計4,399億円、エネルギー対策特別会計8,365億円、特許特別会計1,571億円の合計1兆4,335億円が要求されました。

【参考】経済産業省:令和3年度経済産業政策の重点、概算要求・税制改正要望について



重点3分野

 資料を見る限りでは『デジタル』『グリーン』『健康・医療』の3分野が重点課題となっているようです。

 それに並行して分野横断的な課題として『中小企業・地域』『レジリエンス』『人材・イノベーション』が掲げられています。

 『医療とグリーン』はあまり直結する感じはしませんが『医療とデジタル』『中小企業支援と医療産業』『医療サプライチェーンのレジリエンス』など、医療を中心に色々な組み合わせができそうです。



ヘルスケアで316億円(前年224億円)

 『国民の命を守る物資の確保』として235億円、『予防・健康づくりの実現』として81億円が要求されています。




医工連携予算

国民の命を守る物資の確保

 人工呼吸器等の高度な医療機器や、先端的な介護福祉用具を、異業種を含めて国内で開発できる体制を構築するとともに、中小企業が有するモノづくり技術を活用した医療機器開発・事業化支援等を通じた医療機器産業の強靭化を図る予算です。

医療機器等開発体制強靭化促進事業
8.0億円(新規)

先進的医療機器・システム等技術開発事業
57.4億円(前年38.9億円)

医工連携イノベーション推進事業
25.0億円(前年21.4億円)

ヘルスケア産業国際展開推進事業
8.3億円(5.2億円)



予防・健康づくりの実現

  健康情報等に基づく医学的根拠・裏付けを活用した評価指標・手法を確立し、優れた製品・サービスの創出を促進します。

 経営者や従業員、投資家等が評価できる仕組みづくりを通じて、健康経営の見える化と健康投資を促進します。

ヘルスケアサービス社会実装事業
13.9億円(前年5.2億円)

認知症等対策官民イノベーション実証基盤整備事業
9.5億円(前年7.0億円)

先進的医療機器・システム等技術開発事業
57.4億円(38.9億円)※.再掲




医工連携イノベーション推進事業の拡大

3.6億円増

 概算要求の段階ではありますが、前年度より3.6億円も多く要求されています。

 要求するからには、何らかの事業を想定しています。



強靭化599億円

 サプライチェーンの強靭化などに599億円の予算があります。

 停電復旧や5Gなどもありますが、医療機器にも8億円がつけらえています。

 この強靭化の視点での医工連携が、令和3年度の新たなトレンドになると見ています。

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BCP 実績・事例

Coming soon | BCP実績 | NES株式会社




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BCP 実績・事例

看護師経営訪問看護事業所様 | BCP実績 | NES株式会社

看護師が事業主である訪問看護事業所(民間企業)

特徴

 こちらの医療機関様の特徴は以下のとおりです。

  • 訪問看護・在宅医療を担う事業所
  • 事業所での診療は実施なし、療養環境は患者宅
  • 事業所は100万人規模の二次医療圏に存在する都市型訪問看護


物理的に広範囲

 病院では来訪する患者を受け入れることに徹することができますが、在宅医療を担う医療機関では物理的に距離がある患者宅へのリーチを考えなければなりません。

 事業所から患者宅への距離と、患者宅から最寄の医療機関への距離の2点を考えなければなりません。



直下型地震

 都市直下型の阪神淡路大震災、津波災害や計画停電を伴った東日本大震災、前震と本震に分かれた熊本地震、全道停電が生じた北海道地震など、近年の震災を教訓に次代のBCP策定が求められています。

 2018年の大阪北部地震では当該事業所の付近でも屋根が崩落するなどの被害が発生し、改めてBCPの重要性が認識されました。




BCP方針・戦略

脅威の定義

 脅威を定義しました。



提供すべき医療

 重要業務は何であるかを検討してもらいました。

 一般的な医療機関では『当院では』『この建物で』と主語が自院になりますが、訪問看護では対象患者や疾患が多岐にわたることも想定され、患者が置かれている環境も大きく異なるため、この作業は難航しました。



患者想定(シミュレーション)

 病院や診療所ではないため自らの事業所に新患を受けれることはありません。

 契約している患者へのアクセスは求められます。



BCP上の戦略と方針

 災害という非常事態にも屈せず医療機関として提供すべきサービスを継続するためには戦略が不可欠となります。




シミュレーション

独自のトリアージ

 患者が抱えるリスクから、事前にトリアージを実施します。

 震災等で負う外傷等を想定したトリアージではなく、現に受けている医療と脅威とを突き合せた場合、どのような危害が及ぶ恐れがあるかを想定します。




行動計画

大綱

 ヒト・モノ・情報などそれぞれについて非常時に何が起こり、どのような行動を起こすのかを書き込んでいきました。



重要業務

 戦略策定時に掲げた重要業務に対する行動計画を立てました。



職員参集と受援

 発災後に参集できる職員の数で、サービスの量・質が左右されます。



情報発信

 看護師が主体の事業所であるがゆえに、医師が在籍する医療機関との連携が不可欠であることから、適宜情報発信する必要があります。




BCM

マネジメント

 BCPは計画です。希望も含めた内容を盛り込んだ文書であるとも言えます。

 その計画が最適に実践されるためにはマネジメントが必要になります。

 当社ではBCP策定のみならず、BCMについてもお手伝いさせて頂いております。



調整

 マネジメントの重要業務として各種調整があります。



訓練

 患者が入院するような施設を持たないため、避難訓練などより図上訓練などが有効な事業所です。




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BCP 実績・事例

地域密着大震災経験民間病院様 | BCP実績 | NES株式会社

地域に密着した医療を提供する阪神淡路大震災を経験した民間医療機関

特徴

 こちらの医療機関様の特徴は以下のとおりです。

  • 地域密着型の民間病院
  • 在宅医療・訪問看護が充実
  • 関連施設や附属診療所などを有する
  • 病床規模は100~199床
  • 3km圏内に海・山があり、10km圏内に100万人以上が住む都市部


地域の拠り所

 地域の生活習慣病や慢性疾患を持つ患者らに頼られている病院です。

 CT、MRI、エコーなど高額な医療機器を備え、標榜診療科は内科や外科以外にリハビリテーション科、精神科、緩和ケアなど幅広い病院です。



災害拠点病院とのすみ分け

 同県の基幹災害拠点病院まで直線距離で5km、他の災害拠点病院も10km圏内の複数あるため高度な災害医療はそれらの医療機関が担うと考えられます。

 大病院も多く立地する都市であるため平時は大病院志向の患者が多く5~10km先にある病院まで患者が流れて行っているが、災害時にはそこまで移動することが考えづらいため、当院にも患者が押し寄せることが想定されます。



南海トラフ地震

 太平洋が近いため、南海トラフ地震は想定せざるを得ません。

 一方で、過去に直下型地震で大きな被害に遭っている地域でもあります。

 この医療機関様の特徴としては徒歩圏内、およそ2kmも歩けば『○○浜』という住所がある海まで行けます。
 津波が発生した場合、そのエリアにある医療機関は使えなくなる可能性があり、少し山手にあるこちらの医療機関へ患者が殺到することも想定しなければなりません。


内閣府 防災情報のページ: 南海トラフ地震対策




BCP方針・戦略

脅威の定義

 津波を伴う南海トラフ地震のような大震災は想定すべき脅威でした。

 直下型の大震災を経験している地域のため津波を伴わない地震も想定すべき脅威でした。

 BCP策定当初は災害名を決めず、大きな震災を脅威としました。



提供すべき医療

 地域の患者を守る、地域で発生する外傷患者を極力治療する、当院の努めはこのあたりにあると考えました。

 重要業務は何であるかを検討してもらいました。



患者想定(シミュレーション)

 地域防災計画では同院の立地するエリアが最大の震度となる想定であったため、患者発生率も高いと想定しました。

 救急車で運び込まれるよりも、近隣住民が何らかの方法で連れて来る患者が多いであろうと想定しました。

 当社にはシミュレーションした数値に基づき、後述する戦略や計画を策定しました。



BCP上の戦略と方針

 災害という非常事態にも屈せず医療機関として提供すべきサービスを継続するためには戦略が不可欠となります。




シミュレーション

生活習慣病・慢性疾患

 平時からインスリン注射などで来院する患者が多いため、慢性期疾患の患者に対する医療は規模を縮小することがあっても完全停止は難しいと想定されます。



外傷数

 地域の人口は数十万人、震度予測はエリア最大、災害拠点病院までは5km以上という条件から負傷者数と自院への負荷を想定しました。

 この数値をBCP上の仮説として、全体の調整にも用いられました。



救急搬送

 想定外傷患者数と救急車稼働数は桁違いであると考えられるため、救急車が正常に運行していても台数不足になることがわかり、ウォークインで『近医受診』として当院にも患者が押し寄せるであろう予想が立ちました。




行動計画

大綱

 ヒト・モノ・情報などそれぞれについて非常時に何が起こり、どのような行動を起こすのかを書き込んでいきました。

 その行動に必要となる備蓄なども併記しました。



重要業務

 戦略策定時に掲げた重要業務に対する行動計画を立てました。

 例えば人工呼吸療法を重要業務とし、その継続を計画する場合、患者の安全が確認できたあとで装置の正常性を確認、次に酸素ガスや電源の確保を確認することになります。
 どれか1つでも欠落すると本業務の継続は困難となりますので、確認方法やバックアップ手段について深掘りすることになります。



職員参集と受援

 病院自体が地域に根差しているため、スタッフも比較的地域性が強いため、比較的高い率で参集可能と想定されました。

 大枠で関連する医療機関が全国に点在しているため、発災3日後には多くの受援を得られることが考えられました。



情報発信

 災害時の情報収集は当然のこととして行われると思います。BCPにもその手段や頻度などを明記しています。

 当社では情報発信の重要性についてもご案内しております。



【参考】病院公式ホームページを災害モード(サンプルビュー)




BCM

マネジメント

 BCPは計画です。希望も含めた内容を盛り込んだ文書であるとも言えます。

 その計画が最適に実践されるためにはマネジメントが必要になります。

 当社ではBCP策定のみならず、BCMについてもお手伝いさせて頂いております。



調整

 マネジメントの重要業務として各種調整があります。

 院内調整としては備蓄量の調整や職種横断的な役割分担など多種多様です。

 院外にも調整先があり、例えば市役所の水道局や交通局、医薬品卸会社や門前調剤薬局、同じ診療科を持つ近隣の医療機関も調整相手となることがあります。



訓練

 災害訓練に立ち会いました。

 訓練を実施することで課題が抽出できるだけでなく、スタッフの皆さんが自身の進捗を把握でき自信を持つ事につながる場合もあります。




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BCP 実績・事例

難治病対応国立病院様 | BCP実績 | NES株式会社

難病に対応する国立病院

特徴

 こちらの医療機関様の特徴は以下のとおりです。

  • 専門性が高い公立病院
  • 敷地面積6ha以上、新旧複数の建物が点在
  • 病床規模は300~399床
  • 複数のサブセンターを内部に設置
  • 緑地風致地域であり、寺社仏閣など歴史ある文化財も多くある地域
  • 半径10km圏内の人口は推計100万人超、ビジネスや観光も栄えているため昼間人口は更に多いエリア


難病治療の拠点

 神経筋疾患の拠点として長い歴史を持つ公立の医療機関です。

 災害拠点病院では無いため『災害医療』を担う必要性はありませんが、災害時に行き場を失った患者、特に神経筋疾患など自院の専門性や特異性が活きる分野の患者は受け入れていく必要がある医療機関です。



広域

 神経難病などを専門とする医療機関はさほど多くないため、都道府県ごとに数軒程度の開設、それぞれが抱える患者の居住エリアは一般の医療機関に比べて広域になります。

 したがって、自院を目指して来院する患者の道程には多くの障害があることが想定され、また他院のかかりつけ患者であっても遠路移動が困難となり、当院を受診する可能性があります。



花折断層

 内陸に位置する医療機関のため南海トラフ地震の影響は軽微であると考えられています。

 活断層による内陸地震の方が被害想定が大きいため、断層地震を脅威としました。

 その土地土地で、脅威とすべき対象が異なるため、毎回いくつかの提案を持参し議論させて頂いております。

地震本部: 三方・花折断層帯




BCP方針・戦略

脅威の定義

 当該医療機関における当社が依頼を受けたBCP上の脅威は『地震』としました。

 具体的には地元自治体が制作した地域防災計画にも想定されている『花折断層を震源域とするマグニチュード7.5の地震』を参考に脅威を定義しました。



提供すべき医療

 地域を見渡して特に自院の専門性の高いと考えられる医療を抽出しました。

 重要業務は何であるかを検討してもらいました。



患者想定(シミュレーション)

 かかりつけ患者を中心に数字を仮想しました。

 地域住民も『病院』というだけで駆け込むことを想定しました。

 当社にはシミュレーションした数値に基づき、後述する戦略や計画を策定しました。



BCP上の戦略と方針

 災害という非常事態にも屈せず医療機関として提供すべきサービスを継続するためには戦略が不可欠となります。




シミュレーション

かかりつけ

 急激な病状悪化は考えづらい疾患が多いかかりつけ患者ですが、人工呼吸器装着患者に関しては病態は不変であっても、装置停止が呼吸停止に相当してしまうため、重要業務・重要疾患として想定しました。

 その他も、疾患ごとに特性があるため、それぞれ検討しました。

刀根山病院: 神経筋難病災害時支援ガイドライン『在宅人工呼吸器装着患者の緊急避難体制』

東埼玉病院: 難病患者支援マニュアル7 あらためて神経難病の在宅人工呼吸療法を考える



外傷数

 災害時の徒歩圏を10kmとした場合、当院から10km圏内には数十万人の住民が居り、観光地やホテルが多いため瞬間的には数万人の一時滞在者が居ると想定されます。

 0.1%の人が重傷を負うとした場合でも数百人が同時に負傷、軽傷者を合わせれば数千人もの患者が発生することになります。



救急搬送

 先のシミュレーションで予想された外傷患者数は桁違いであることから、救急車が正常に運行していても台数不足になることがわかり、ウォークインで『近医受診』として当院にも患者が押し寄せるであろう予想が立ちました。

 先のシミュレーションで予想された外傷患者数は桁違いであることから、救急車が正常に運行していても台数不足になることがわかり、ウォークインで『近医受診』として当院にも患者が押し寄せるであろう予想が立ちました。




行動計画

大綱

 ヒト・モノ・情報などそれぞれについて非常時に何が起こり、どのような行動を起こすのかを書き込んでいきました。

 その行動に必要となる備蓄なども併記しました。



重要業務

 戦略策定時に掲げた重要業務に対する行動計画を立てました。

 例えば人工呼吸療法を重要業務とし、その継続を計画する場合、患者の安全が確認できたあとで装置の正常性を確認、次に酸素ガスや電源の確保を確認することになります。
 どれか1つでも欠落すると本業務の継続は困難となりますので、確認方法やバックアップ手段について深掘りすることになります。



職員参集と受援

 発災後に参集できる職員の数で、サービスの量・質が左右されます。

 関連病院が他県にもあり、居住地が病院から遠いスタッフが多いことが既知であったため、参集困難な職員が一定数居る事がわかりました。



情報発信

 災害時の情報収集は当然のこととして行われると思います。BCPにもその手段や頻度などを明記しています。

 当社では情報発信の重要性についてもご案内しております。


【参考】病院公式ホームページ災害モード




BCM

マネジメント

 BCPは計画です。希望も含めた内容を盛り込んだ文書であるとも言えます。

 その計画が最適に実践されるためにはマネジメントが必要になります。

 当社ではBCP策定のみならず、BCMについてもお手伝いさせて頂いております。



調整

 マネジメントの重要業務として各種調整があります。

 院内調整としては備蓄量の調整や職種横断的な役割分担など多種多様です。

 院外にも調整先があり、例えば市役所の水道局や交通局、医薬品卸会社や門前調剤薬局、同じ診療科を持つ近隣の医療機関も調整相手となることがあります。



訓練

 災害訓練に立ち会いました。

 訓練を実施することで課題が抽出できるだけでなく、スタッフの皆さんが自身の進捗を把握でき自信を持つ事につながる場合もあります。




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BCP 実績・事例

公立母子医療専門病院様 | BCP実績 | NES株式会社

公立専門病院
(特定診療災害医療センター)

特徴

 こちらの医療機関様の特徴は以下のとおりです。

  • 専門性が高い公立病院
  • 特定診療災害医療センター
  • 敷地面積7ha以上、複数の鉄筋コンクリート造の建物が点在
  • 病床規模は300~399床
  • 平時の外来患者数は700人程度
  • 10km圏内に海・山・都市部がある立地で近隣には十数万人規模の大型団地


災害拠点病院と特定診療災害医療センターの違い

 災害拠点病院とは、災害時に多発する挫滅症候群、多発外傷、広範囲熱傷等の重篤救急患者の救命を行うための高度な診療機能を有し、被災地から一時的に重症患者を受け入れる災害医療のための拠点病院です。

 特定診療災害医療センターは自治体が独自に運用している仕組みで、特定の疾患のある傷病者を受け入れるための拠点病院です。

 災害拠点病院については厚生労働省防災業務計画や災害対策基本法などに関連の記述があり、厚生労働省医政局通知などにより要件定義がされています。
 特定診療災害医療センターについては自治体独自の仕組みで運用されています。

厚生労働省: 災害拠点病院指定要件の一部改正及び医療機関の平時からの協定締結の必要性について (厚生労働省医政局長・医政発0905第8号・2018年9月5日)

厚生労働省: 災害拠時における医療体制の充実強化について (厚生労働省医政局長・医政発0321第2号・2012年3月21日)

厚生労働省: 厚生労働省防災業務計画 (2017年7月)



都道府県と二次医療圏

 災害拠点病院は『地域災害拠点病院』を二次医療圏に1カ所以上、『基幹災害拠点病院』を都道府県に1カ所整備することが必要であるとされています。

 特定診療災害医療センターは専門領域について都道府県内全域を担当することが想定されています。



南海トラフ地震

 日々発災へと近づいている南海トラフ地震について、被災が予想される多くの自治体が地域防災計画に南海トラフ地震を想定しており、エリア内にある医療機関もBCP上で同震災を想定に入れています。

 都市直下型の阪神淡路大震災、津波災害や計画停電を伴った東日本大震災、前震と本震に分かれた熊本地震、全道停電が生じた北海道地震など、近年の震災を教訓に次代のBCP策定が求められています。

内閣府 防災情報のページ: 南海トラフ地震対策




BCP方針・戦略

脅威の定義

 当該医療機関における当社が依頼を受けたBCP上の脅威は『地震』としました。
 具体的には地元自治体が制作した地域防災計画にも想定されている『南海トラフ巨大地震』のうち『冬の平日夕方18時』を脅威と定義しました。



提供すべき医療

 特定診療災害医療センターとして専門領域については継続することが求められています。

 重要業務は何であるかを検討してもらいました。



患者想定(シミュレーション)

 前述の『提供すべき医療』を仮定した上で、対象となる患者がどの程度発生するのかを当方にてシミュレーションして提示しました。

 近隣2つの二次医療圏で重軽症者5千名、当該地域の救急車台数は50台程のため交通混乱が無い場合でも救急搬送よりウォークインが多くなることが想定できます。

 当社にはシミュレーションした数値に基づき、後述する戦略や計画を策定しました。



BCP上の戦略と方針

 災害という非常事態にも屈せず医療関として提供すべきサービスを継続するためには戦略が不可欠となります。




シミュレーション

分娩数

 今回のBCP策定では『地域のすべての分娩を当院が扱う』ことになったとしても対応できるようにすべきかどうか、という事でエリアの分娩数を推定しました。

 簡単に言えば、日本国民1億2千万人に対し毎年100万人の子供が生まれているという統計から、エリア人口から比較して出生数を推計する方法を取りました。実際は年齢階級別の人口などを加味し精緻性を高めています。

 他のエリアで産科医療が破綻した場合、当院でどの程度まで受け入れるべきか、どの程度の妊婦がヘリコプター搬送などに耐えられるかなどは今後の課題となりました。



外傷数

 南海トラフ地震を想定した場合、どの程度の外傷患者が発生するのかをシミュレーションしました。
 国が出している試算を利用し、地域人口などから外傷患者数を割り出しました。

 この数値をBCP上の仮説として、全体の調整にも用いられました。



救急搬送

 大震災や大嵐のあとは交通混乱が予想されるため救急車での搬送は少ないと考えられますが、根拠を得るために救急車の配車状況を調査しました。

 地域にある消防本部が保有する救急車は約50台であることがわかりました。

 先のシミュレーションで予想された外傷患者数は桁違いであることから、救急車が正常に運行していても台数不足になることがわかり、ウォークインで『近医受診』として当院にも患者が押し寄せるであろう予想が立ちました。




行動計画

大綱

 ヒト・モノ・情報などそれぞれについて非常時に何が起こり、どのような行動を起こすのかを書き込んでいきました。

 その行動に必要となる備蓄なども併記しました。



重要業務

 戦略策定時に掲げた重要業務に対する行動計画を立てました。

 例えば人工呼吸療法を重要業務とし、その継続を計画する場合、患者の安全が確認できたあとで装置の正常性を確認、次に酸素ガスや電源の確保を確認することになります。
 どれか1つでも欠落すると本業務の継続は困難となりますので、確認方法やバックアップ手段について深掘りすることになります。



職員参集と受援

 発災後に参集できる職員の数で、サービスの量・質が左右されます。

 街路樹や電柱が倒壊し道路は寸断、鉄道も数日は運休が予想されるので出勤して来ることすら容易ではありません。

 2018年の西日本豪雨では7月の炎天下に徒歩出勤した医療従事者が熱中症で倒れ、自らが患者になってしまった事例にも遭遇しましたので、職員参集については慎重に検討を行います。

 また、DMATに代表される災害医療チームの受援も検討します。受援は確実性が低いため、こちらも慎重に検討を行います。



情報発信

 災害時の情報収集は当然のこととして行われると思います。BCPにもその手段や頻度などを明記しています。

 当社では情報発信の重要性についてもご案内しております。


【参考】病院公式ホームページを災害モード(サンプルビュー)




BCM

マネジメント

 BCPは計画です。希望も含めた内容を盛り込んだ文書であるとも言えます。

 その計画が最適に実践されるためにはマネジメントが必要になります。

 当社ではBCP策定のみならず、BCMについてもお手伝いさせて頂いております。



調整

 マネジメントの重要業務として各種調整があります。

 院内調整としては備蓄量の調整や職種横断的な役割分担など多種多様です。

 院外にも調整先があり、例えば市役所の水道局や交通局、医薬品卸会社や門前調剤薬局、同じ診療科を持つ近隣の医療機関も調整相手となることがあります。



訓練

 災害訓練に立ち会いました。

 訓練を実施することで課題が抽出できるだけでなく、スタッフの皆さんが自身の進捗を把握でき自信を持つ事につながる場合もあります。